ウイグル人のパンはナン(نان)と言い、円盤状で、フチが厚く、フチ以外は薄くした上にトゥクチェ(تۆكىچە、針がたくさんついていてパンの空気抜きと模様つけが兼ねられる道具)で穴をあけて焼かれます。この写真のナンは指で形作るフチが美しいですね。そして焼きあがったあと、トゥクチェで作られた模様が美しい、まさにアートな円盤パンです。
※「نان」(ナン)は「ن ا ن」で「n a n」を右から読む。「تۆكىچە」(トゥクチェ)は「ت ۆ ك ى چ ە 」が「e ch y k ö t」、「ۆ」はキリルの「ɵ」でカタカナ化したら「ウ」、これを右から読む。