میرزاقاسمی(ミルザガセミ)

ナスとトマトと卵のディップ。カスピ海に面するイランのギーラン(Gilan)地方という、アゼルバイジャンに接し、テュルク(広義のトルコ)系民族であるアゼリー人の居住地域の郷土料理ですが、家庭料理としても人気で、イランのあちこちで食べられている印象があります(私が食べたのはテヘランのホームステイでした)。なすとトマトとにんにくのオムレツを兼ね備えたようなディップ料理は、イランとトルコの文化をつなぐ料理の1つです。
※ペルシア語(イランの公用語)の綴りは「میرزاقاسمی」ですが、「ق」はGでもKでもなく「Gh」や「Q」の音だが、日本語カタカナ表記ではミルザガセミやミルザカセミが適切。

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