ブハラの市場の甘い物屋。ハルバ(小麦粉練り菓子)、パルヴァルダ(白い飴菓子)、ナバ(砂糖塊)などが売られています。これらはシルクロードの交易を通じて、ペルシャ(イラン)やアラブ、オスマン帝国(トルコ)などの広大なイスラム文化圏で共有された偉大な甘い物で、「シャルクシリンリクラリ」(東洋のお菓子)と総称されます。ウズベキスタンは19世紀後半からロシア、そしてソ連の支配下にあり、その時代に、ヨーロッパ基準の枠組みとして、ヨーロッパ=西洋、それより東のイスラム圏やアジア=東洋という概念が定着しました。地理的にはトルコやイランはウズベキスタンよりも西ですが、枠組み概念のままに「東洋のお菓子」という言葉が残っているのです。
※「シャルクシリンリクラリ」のウズベク語の綴りは「Sharq shirinliklari」。



