プティーンとは、揚げたての熱々のフライドポテトにチーズカード(とろけるチーズ)を乗せて融かしながらグレイビーソースをかけた料理です。お店によってバリエーションが多様で、ニューハンプシャー州で食べたプティーンはプルドポーク(スモークバーベキューポークミートを細く裂いたもの)も乗っていました。ポテト・チーズ・肉・肉ソースと、パンにも酒にも合うこと確定の素材ばかりの集合体です。「プティーンはカナダ料理でしょ?」と思う人へ。ニューハンプシャー州は、フランス系/フランス系カナダ人/アカディア人の祖先を持つ住民の割合が全米第一位(22.9%、2020年)。4人に1人がフランス系って・・・多いんです! なぜならニューハンプシャー州は北がカナダのケベック州(フランス語圏)に隣接している。そんなことでニューハンプシャー州を旅して、米国の中ではカナダと同じ食文化が幾つも見出されることを実感したのでした。なおフランス語で「ou」は短母音の「ウ」なので料理名はプーティンではなくプティーン。地元の人の発音はプチーンに近かったです。