ペンペのカキリマ(移動式屋台)

「カキリマ」はインドネシアでよく見られる移動式屋台のことで、語源は「カキ」=足、「リマ」=5。名前の由来には諸説ありますが私は「5フィート(約1.5 m)の長さを持つ」というオランダ支配時代の度量衡(どりょうこう)に基づくという説を支持しています(よく5本足と書かれるがインドネシア語で5本足はリマカキでありカキリマにならない)。写真のカキリマは「ペンペ」屋台です。「ペンペ」は魚肉をデンプン(キャッサバデンプンやサゴヤシデンプン)と共になめらかなつみれにし、客の注文が入ると揚げてくれ、甘酸っぱいソースをかけて提供される軽食です。

※「カキリマ」の綴りは「Kaki lima」。「ペンペ」の綴りは「Pempek」。そのほか「Mpek-mpek」や「Empek-empek」の綴りもあり、読み手により使う綴りや発音が異なる。

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