カザフスタンの田舎町の食堂メニュー

赤い見出しの1つめは「ガルニール」。通常は付け合わせと訳されるのですが日本の付け合わせがサブのおかずを指すのに対しこのようなロシア語圏では付け合わせに主食が並びます。別の見方では主食にパンがあるのでパン以外で主食になるものがガルニールとなるとも言える。でも別の見方ではパン以外の炭水化物は野菜的扱いとも言える。1.リス(ごはん;炊いた米)、2.グリエチカ(炊いたソバの実)、3.ピュレ(マッシュポテト)、4.マカロニ。赤い見出しの2つめは「ゴリャチエナピトキ」(ホットドリンク)。上から順に「アッカンチャイ」(塩入りミルクティー)、「チャイスモロコム」(ミルクティー)、「チェルニチャイ」(紅茶)、「カフェ」(コーヒー)。ドリンク欄だが一番下は「フリェプ」(パン)が。なお「アッカンチャイ」だけロシア語にはない「Ә」の文字が使われていて、これぞここの土着料理である印だろう。アッカンチャイはウイグル族料理ではエッケンチャイとしても知られているもので、カザフ東部と文化は繋がっているのです。

※「ガルニール」のロシア語の綴りは「Гарниры」。「リス」の綴りは「Pиc」。「グリエチカ」の綴りは「Гречка」。「ピュレ」の綴りは「Пюре」。「マカロニ」の綴りは「Макароны」。「ゴリャチエナピトキ」の綴りは「Горячие напитки。「アッカンチャイ」の綴りは「Әткән чай」。「チャイスモロコム」の綴りは「Чай с молоком」。「チェルニチャイ」の綴りは「Черный чай」。「カフェ」の綴りは「Кофе」。「フリェプ」の綴りは「Хлеб」。