Aroosto(アロースト)

「この料理の名前は何ですか」といつものように、ここソマリアではもちろんソマリ語で質問。料理名は「ロス」と聞こえるもので、私(外国人)向けに「Roast」(ロースト)か、ソマリ語で「Aroosto」(アロースト)か、ともあれお肉のスパイスソテーが出てきました。クミン風味とターメリック色が強くて美味。お肉を片側に寄せているので、ムフォ(ソマリア現地のパン)でスパイシー肉汁をぬぐって食べやすい。

Cook-up(クックアップ)

どうも地元民は「コカップ」と発音しているように、私日本人の耳には聞こえます。カリブ海南部諸国でも見られる料理で、肉野菜が少々入った炊き込みご飯です。試しに注文時に「ワンコカッププリーズ」と言ったらすんなり通じました。

Okra Chicken(オクラチキン)

素敵なお弁当♪ いかにもローカルフードって感じでいいですよね! ごはん、フライドチキン、生野菜スライス。そして驚くべき美味しさがオクラで、オクラのザク切りにトマト、マギー(コンソメ風調味料)、ピーマンを加えてどろどろねばねばに煮てあります♪ この激ネバのソースがチキンにもごはんにもばっちり合っていて、美味しいのです。

Pepper pot(ペッパーポット)

カリブ海諸国でもよく見る「ペッパーポット」、今回は牛の頭や足などを真っ黒スパイス煮にしたもの、スジがゼラチン状になってまあまあ美味しいです。タシュリープというキャッサバの根から作るブラックソースが入っています。

סביח(サビーフ)

ユダヤ人地域イスラエルでは、店がピタ(アラブの言うホブスと共通する薄パン)に肉類を入れた後、客が自由に野菜を乗せるサンドイッチがポピュラーです。野菜類はピタを包む袋に入れてもOK、おかわりし放題(皆さん野菜だけ食べては再び乗せ、を繰り返します)。贅沢なユダヤ人を象徴する一品。「סביח」(サビーフ)は「kh y b s」でこれを右から読む。
*「ח」は通常のハ行の音ではなく、舌の根を喉の奥につけてから空気を吐き出すときのハ行音(前者は「母」と言うときのハ、後者は「サンカ」と言うときの「ンカ」の喉の形を真似ながら「サンハ」と言うときのハ)。よって現地ではよくסביחが「サビーク」にも聞こえます。

Humita(ウミータ)

中南米各国で見る「タマル」は、チリではウミータと呼ばれます。とうもろこしをすりおろして玉ねぎと炒めて味付けし、鶏肉やゆで卵などの具を入れてとうもろこしの皮で包んでゆでたものです。ほんのり甘いのはチリ版の特徴です。トマトと玉ねぎスライスのシンプルサラダ「エンサラダチレナ」(チリサラダ)とあわせていただくのが良いとのことです。

Salteño(サルテーニョ)

肉と野菜を煮込んだ料理です。この日いただいたのは、オソブコ(牛骨付き塊肉)、赤ピーマン、緑ピーマン、玉ねぎ、トマト、にんじんの煮込みで、フライドポテトがオプションで乗っていました。

Goat water(ゴートウォーター)

ゴートウォーターは、セントキッツ(セントクリストファーネイビス)に就航する機内誌によると、セントキッツ3大料理の1つだそうです。名前がすごいよね、直訳したら「ヤギ水」だもの。骨付きヤギ肉が入った、あまり辛くないのにクローブや黒胡椒が利いてとてもスパイシーな黒いスープです。写真のゴートウォーターにはダンプリング(小麦粉団子)が入っていました。

Høsnakjøt(ホスナキョート)

フェローの離島のレストランで「古いデンマークスタイルの食事」と教わりました。鶏肉は古いフェローの食材ではないということでしょう。でも現在フェローはデンマーク領だから、デンマークスタイルを継ぐ食卓もフェローの食の1つです。鶏もも肉をソテーして粒こしょうと共に煮込まれていました。「ホスナキョート」は鶏肉の意味です。

白切雞飯(バチカイファン)

香港の母体ともいえる広東省でも「白切鸡(パイチエチー、bái qiē(qiè) jī )」は名物料理の1つ、香港では同じものが「白切雞」です。ゆで鶏を骨ごとぶつ切りにしたものをご飯と共にいただくのが定番の食し方。これはマレーシアやシンガポールの海南鶏飯(ハイナンチーファン)やベトナムのコムガーと共通項をなす料理なのでしょう。※広東語ピンインは、baak6 chit3 gai1 faan6。

Mole de olla(モレデオジャ)

直訳すると「お鍋(オジャ)のモーレ」という意味を持つ、味の深いスープです。モーレ(モレ)とはメキシコ全般で使われるソース類を総じて指す言葉であり、その原料や味に決まりはないようです。このスープはチリ(唐辛子)、ガーリック、クミンなどで軽くスパイシーに仕上げつつ、ブイヨンの豊かな味がありました。具にはとうもろこしや牛肉などがごろんと入っています。

Csirkepaprikás(チルケパプリカーシュ)

料理名は直訳すると「鶏肉・赤ピーマン」。チルケパプリカーシュは鶏肉をパプリカ(赤ピーマン)の粉を加えて煮込みにしたもの。ここにガルシュカという手打ちの極短麺のようなすいとんのようなダンプリング(小麦粉を練って作るもの)を添えているので、メニューには「Csirkepaprikás galuskaval(チルケパプリカーシュガウシュカバル)」と書かれていました。

Aigir(アイギール)

わ!ニューカレドニアやバヌアツのブーニャと同じだ! 大きな鍋に具材を入れ、穴を掘って熱した石と共に埋めて蒸し焼き、つまり原理はムームーと同じですね。アイギールとはここに入れる青菜の名前(調理前はアイビカという葉が調理後アイギールと名前を変えると言っていた)。鶏肉やイモ類などがココナッツミルクやにんにくと共にふっくらと調理されていました。

Beef Stack & Rice(ビーフスタックアンドライス)

パプアニューギニアは輸入食の影響から「食生活がオーストラリア依存」となる地域が多いのですが、インドネシアに近い地域では当然「食生活がインドネ依存」になる。写真は肉の角切りを濃い醤油味の麺入り汁仕立てにしたもので、ごはんにかけて食べます。Stackはステーキ由来の単語か誤記か? ともあれ濃い醤油味に限りなくアジアを感じました。

Salada de frango(サラダデフランゴ)

フランゴは鶏。「サラダデフランゴ」はチキンサラダという意味ですが、簡単に「フランゴサラダ」と呼ばれていました。鶏の炭火焼きを熱いうちに裂き、千切りキャベツを乗せ、塩ビネガー油をかけ、ジュンドンゴと呼ばれる辛いピマンペーストを添えて頂きます(これが旨い)。アンゴラは至る所で肉の炭火焼き屋台が出ていて、気をつけないと肉食の日々を送るほどです。

Pikkpoiss(ピックポイス)

ピックポイスは訳してミートローフ。ひき肉を大きくまとめてオーブン焼きにした料理です。エストニアでいうカツレツは、日本で言うところのハンバーグなので、エストニア風には大きなカツレツ料理ということになります。写真ではミートローフを切り分け、エバミルクを肉汁でのばしたようなクリーミーなソースがかかっていました。