スパイスを使う世界のおかずスープ(8)台湾料理「素肉餛飩湯」(スールーフントゥンタン)

2024/02/25

゚・*美味しさは、香りで作る。*・゚【スパイスアンバサダー2023】

スパイスアンバサダーレシピ
使用スパイス:五香粉
五香粉

スパイスアンバサダー2023の年度末の活動として、「主食1スープ1」の素敵な食、「スパイスを使う世界のおかずスープ」というテーマに取り組んでいます。「美味しい世界のおかずスープ」の楽しさを最大限に提案したく、前段として最初の3回を含め、全12回の連載予定です。

 【第8回】台湾料理「素肉餛飩湯」(スールーフントゥンタン) 

素肉餛飩湯(スールーフントゥンタン)

五香粉シリーズの中で使うスパイスにはミックスパウダータイプが4つあり、今回はその第3弾として「五香粉」(ウーシャンフェン)を使用しています。

「五香粉」(ウーシャンフェン)は私のお気に入りのミックススパイスの1つです。スープ類や炒め物を作るときに、少し振り入れると、日本の料理が中国や台湾を思い出す風味に変化するのが楽しくて、かなり頻繁に使うミックススパイスでもあります。

今回は、お肉を使わないのにお肉がない寂しさを感じない「ベジワンタン」のスープのレシピを掲載します♪ 中はしいたけがぎっしりです♪

heart『五香粉(ウーシャンフェン)使用のおかずスープ♪ 素肉餛飩湯(スールーフントゥンタン)♪』
材料(4人分):

中力粉
90 g
水A
50 mL
小1/5
生しいたけ(※1)
10枚
玉ねぎ
少々(※2)
ごま油
小1
醤油
小1/4
味の素
ごく少量
水B
1 L
野菜(※3)
300 gくらい
鶏がらスープの素
小2/3
小1/2
醤油
小1
五香粉
小1/4
辣油
大1

※1:干ししいたけを戻したものでもよいです。
※2:玉ねぎの量は、生しいたけ1枚分と同量程度でよいです。
※3:中華風スープに合う野菜なら何を加えてもよいです。この写真では大根、マイタケ、チンゲンサイ、セロリの葉を使用しています。

作業工程:1 時間 30 分

  1. 【ワンタン準備】ボウルに中力粉と水A(50 mL)と塩を入れてヘラで混ぜ、まとまってきたら手を使ってよく練り、フタをして寝かしておく。
  2. しいたけ(硬い石づきは取る)と玉ねぎをみじん切りにしてフライパンに入れ、ごま油、醤油、味の素を加えて炒める。
  3. 【スープ作り】鍋に水B(1 L)を入れ、野菜を食べやすく切って加え、鶏がらスープの素、塩、醤油を加えて煮て、味見をして薄味かつ美味しいスープを作る。
  4. ワンタンを作っている間もごく弱火で煮て、野菜の旨味を引き出しておく。
  5. 【ワンタン作り】作業台に打ち粉(薄力粉や中力粉、分量外)をして、生地を麺棒で厚さ2 mm以下の薄さに延ばしていく。
  6. 1枚の皮は6 cm角以上のサイズになるよう包丁で切り分け、12枚以上の皮を作る。
  7. 具を皮の枚数分に分配し、こじんまりと皮に乗せて折りたたみ、皮のフチを圧着し、皮がひらひらするようなワンタンを作る。
  8. スープを強火にかけて沸騰近い温度にし、ワンタンをくっつかないように入れ、皮が透き通ってきたら五香粉(ウーシャンフェン)と辣油を加えてひと混ぜして、出来上がり。
  9. Enjoy!
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素肉餛飩湯(スールーフントゥンタン)

美味しいーー♡♡♡

しいたけの包み物は台湾の思い出の味♪

中国語の料理用語で「素」(スー)と書かれているものは、通常「お肉が入らない」という意味になります。「素肉」(スールー)の料理には近代的には大豆ミートがよく使われますが、台湾で食べた「しいたけ餃子」が極めて美味で、ここではしいたけを使った「素肉ワンタン」で中華風味がバッチリ出た美味しいスープ仕立てにしました。

* * *

「スパイスを使うと、ふとほかの部屋から入ってきたときに、わあ、いいにおいって、料理を見ないうちから美味しそうって思ってもらえる。」

そういう瞬間って、嬉しいじゃないですか。
その瞬間が楽しくて、スパイスがあると幸せが増える。

料理って本当にすごいよね。言葉では伝えられないものなのに、食卓であの国へ旅できるのだから。こうして料理で地球はまるくなる

* * *

八角次回は八角(スターアニス)を使ったおかずスープです。また世界の本物のレシピをお届けしますね。今回の東アジアから舞台は南アジアへ。食文化としてはかなり不思議な国の料理を掲載します。お楽しみに。

おかずスープの料理レシピ

「スパイスで味わい深まる♪食べ応えたっぷり、おかずスープレシピ」モニター参加中。※本記事は(1)「ハウス食品×フーディストパーク」のPR企画に参加していること、(2)スパイスをモニター受領したことに基づき執筆するものです。



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