スパイスを使う世界のおかずスープ(1)きっかけはロシアの「主食1スープ1」

2024/02/04

゚・*美味しさは、香りで作る。*・゚【スパイスアンバサダー2023】

スパイスアンバサダー記事
紹介スパイス:八角、オールスパイス、花椒、ナツメグ、チリパウダー、五香粉、カレーパウダー、ハリッサ、サテトム
八角オールスパイス花椒ナツメグチリパウダー五香粉カレーパウダーハリッササテトム

スパイスアンバサダー2023の活動として、年度末を迎える今、「主食1スープ1」の素敵な食。世界の「スパイスおかずスープ」というテーマに取り組む運びとなりました。頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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ロシアの食

「主食1スープ1」が素敵だなと思ったきっかけはロシアの旅です。でも「沿ボルガ管区のインナー共和国群で云々」と言われても地理背景が分からないと話が分からないので、最初に少しロシアの解説をいたします。

ロシアは85の行政区域に分かれ(※)、そのうち22区域がインナー共和国(内部共和国)です。

※クリミアとセヴァストポリを含めてカウントした数字

ロシア

インナー共和国(内部共和国)は、一言で言うと「ロシアというロシア人の国の中にある異民族の国」です。タタールスタン共和国がタタール人の国といったように、ロシアは国の中に国があるのです。

上の地図で、バシコルトスタン共和国やチュバシ共和国など6つのインナー共和国群があるあたりが沿ボルガ管区という地域名です。

沿ボルガ管区に6つのインナー共和国があるということは、それだけ異民族を擁する地域です。さすが異民族の宝庫の地域!! そこでは、「普通のロシア料理じゃない」、異民族が作り上げてきた伝統料理や食文化にたくさん出会うことができました

印象的だったのが「主食1スープ1」のスタイルでした。世界どこでもある形式とはいえ、食の収集を頑張る旅をしているときに「主食1スープ1」にこれほど出会うのが珍しいと思いました。

そしてその「主食1スープ1」のスタイルは、軽やかでで素敵で、日本でもやりたい!と心がわくわくしました。実例としては、

バシコルトスタン共和国の首都ウファで、ラブリーなエチュポチュマクとスープ♪

主食1スープ1

ペルミ州の氷の洞窟で有名な街クングールで、ラブリーなラソーリニクとパン♪

主食1スープ1

チュバシ共和国の首都チェボクサリにて、ラブリーなカカイシュルピと総菜パン♪

主食1スープ1

素敵ですよね~!!この軽やかさが!!

ところで厳しい話ですが、現代では美味しいものを食べていると必ずや健康を壊していくでしょう。「日本人が美味しいと思う感覚」に基づく生活で塩分摂取量が1日平均11 gですか?健康レベルの約2倍ですから超不健康ですよ? 美味しいものを食べるという概念はいいけれど、自分の味覚と胃袋の満足に流されて日々の食事をしているから塩分過量による悪性腫瘍や脳血管疾患や高血圧症などが多く、脂質異常症、糖尿病もあわせると有病者は予備軍を入れて何千万人といる

家の食事や外食で、「おなかいっぱい♪」と言うこと/言われることがよくありますか? それは、成長期をすぎた成人にとっては病気を迎えていくサインです。

でも、私も家族も、「おなかいっぱい♪」と言う時がある。ならば控えめな時も必要。そういう健康への視点から、「主食1スープ1」の食習慣を取り入れようと思ったんです。 なによりロシアで実際に体験が続いて、「主食1スープ1」の食事の軽やかさに「これすごくいいな♪」と思ったから、食卓のバリエーションとしても是非実践していきたい!

「主食もスープもあわせて麺類でいいじゃん」って言われるかもしれませんがそれは良くないです。炭水化物比率が高すぎて食事のバランスで不合格です。「主食1スープ1」の良さは「おかずスープ」に主食の麺や米を入れないで作るので野菜や魚介類などが多く入らざるを得ない。主食が適量に用意されやすく(摂取総エネルギーの50~60%)栄養学的に評価できる食事法です。

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今回のスパイスアンバサダーの取り組みは、指定スパイスのうち世界の料理として使える9スパイスを選定し、「スパイスを使う本格的な世界のおかずスープ」をレシピにして掲載します。香辛料/スパイスを使うことで味気なさや寂しさを感じない、各国のご自慢料理を作ることで美味しさに間違いない、そして素敵な食卓を彩るレシピを紹介したい♪

「本格的な世界のおかずスープ」で使用するスパイスは以下の9種類です。
ハリッササテトムカレーパウダーチリパウダー五香粉八角オールスパイス花椒ナツメグ

全12回の連載です。次回は「おかずスープの定義」について掲載します。ではまた見に来てください!!

おかずスープの料理レシピ

「スパイスで味わい深まる♪食べ応えたっぷり、おかずスープレシピ」モニター参加中。※本記事は(1)「ハウス食品×フーディストパーク」のPR企画に参加していること、(2)スパイスをモニター受領したことに基づき執筆するものです。



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本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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