新しい世界へ!スパイスサラダ(9)ディップ2・ピンクペッパー使用「プハリ」

2022/10/03

世界のスパイスサラダ

 <スパイスアンバサダー2022> 
「スパイスアンバサダー2022」活動中です♪ 9~10月の活動テーマとして、「新しい世界へ!スパイスを使う世界のサラダ」を設定し、10回連載で美味しいレシピを紹介しています。なおこの連載初回(≫こちら)ではサラダの定義を考察していますので、もしサラダの定義について疑問をもったら是非お読みください。

また、9か国の選定コンセプトは、まずサラダの定義に則って<生食1~3><加熱1~3><ディップ1~3>と3区分について3料理ずつ。そして主催者選定13スパイスより9スパイスを選定しメインスパイスが重複しない。さらに国分類における地域区分の重複を避けることで9回のレシピ掲載で同じ国・同じ地域は存在しない。このようにレシピを選定しています。

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 ディップ(2)、ピンクペッパー使用、ジョージア料理「プハリ」 

プハリ

ピンクペッパー今回はピンクペッパーを使用したレシピです。フランス語でポワブルロゼですね。

コーカサス地方のジョージアという国に、プハリという美味しい野菜料理があります。くるみやスパイス、にんにくなどとピューレにして、パンにつけるなどしていただく、目からうろこが落ちるほど美味しい料理です。写真は夏の菜園で青々と茂る「つるむらさき」の葉を作ったプハリです。なのでここでは青菜を使う場合の作り方を掲載します。


heart『季節の野菜とくるみでディップサラダ♪ プハリ♪』
材料(出来上がり2~3 C分):

青菜(※1)
350 g
くるみ
100 g
玉ねぎ
50 g
にんにく
2かけ
パクチー
刻んで大1
唐辛子粉
小1/4
フェヌグリーク
小1/8
こしょう
小1/6
大2
小1/3
ピンクペッパー(※2)
トッピングする量

※1:スーパーで売られている青菜としてはほうれんそうが使いやすいです。ここではツルムラサキの葉を使用しています。
※2:ピンクペッパーは現地のザクロの代用です。日本でザクロは旬以外の季節は手に入りにくく、また数粒使うだけのに購入しては高額になるので、ここでは市販のピンクペッパーの粒で代用しています。

作業工程:20 分

  1. 青菜を洗って砂などを落とし、鍋にたっぷりの湯を沸かし、青菜を入れて柔らかくなるように、なおかつ色良くゆで、冷水にとって熱を取り、きつく絞る。
  2. 重ねたキッチンペーパーに青菜を挟んで上から押し、さらに水分を取り除く。
  3. まな板の上に青菜を置き、包丁2本を両手で持ってとことんよく叩いて、細かいみじん切りにする。
  4. くるみ、玉ねぎの粗みじん切り、にんにくの粗みじん切り、刻んだパクチー、唐辛子粉(例:レッドペッパー)、フェヌグリークパウダー、こしょう、酢、塩をブレンダーに入れてまわし、くるみペーストを作る。
  5. さらに叩いた青菜を加えてブレンダーをまわし、よく混ぜる。
  6. 味見をし、塩加減やスパイス加減などを好みに調える。
  7. 球状に丸めるか、あるいは平らに盛り、ピンクペッパー粒(あればザクロの粒)をトッピングして出来上がり。
  8. Enjoy!
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▼現地ではユニークなことに、このディップを球形にまとめることも多いのです。

プハリ

美味しーい♡♡♡

プハリの魅力は、野菜がたっぷり、ぎゅぎゅぎゅっと詰まって、くるみがたっぷりとすりおろされて濃厚な旨味とコクがあります。あなたは生にんにくの風味が好きですか? もしそうなら、このプハリは非常に美味しく感じていただけることと思います。ほうれんそうのプハリ、その他青菜のプハリ、ビーツの赤いプハリ、イラクサなどの野草のプハリなど、プハリの材料は、ともかくピューレ状になって美味しいものであれば限定されません。つまり四季を通じて、その季節に合った旬のプハリサラダを作ることができるのも魅力的です。だったらなおさら、トッピングのザクロは、いつでも常備できるピンクペッパーに置き換えたらいいですね。

野菜料理は素敵です♡

美味しくて、健康を気遣う料理。そしてアイディアと幅が広がる世界の料理。みなさんも世界のサラダを是非作ってみてください。

コリアンダー次回は最終回。コリアンダーを使う世界のサラダです。最後まで「新しい世界へ」をコンセプトに執筆を頑張ります。お楽しみに♪



世界のスパイスサラダ

※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。



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本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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