夏の食事にスパイスは合いますよね。スパイスアンバサダーの活動として、「スパイスを使う夏のスパイシーごはん」というテーマに取り組み、今日より10回連載で夏に合う、世界10か国のスパイシーごはんを掲載しています。
世界の料理って本当に素敵です。
「美味しいものは、誰が食べても美味しいのだから」
食の幅が広がり、暮らしの楽しみが広がる。
興味を持ってくださり、作って食べて、そして、気に入って下さることを期待して。
ここではそんな思いを込めて、丁寧に10回連載を記載してきました。今回がシリーズ最終回です。
* * *
【第10回】カリブ海編・トリニダードトバゴ料理「ペラウ」
まず砂糖を油で焦がし、そのカラメルで鶏肉をしっかりと風味&甘み付けし、野菜や豆、米を入れて炊き上げたものです。日本人がイメージするピラフとは全く異なるもので、甘さがべったりしているけど、その重さが特徴の料理です。

材料(2人分):
- 乾燥豆(※1)
- 100 mL
- 米
- 2 C
- 鶏肉(※2)
- 200 g
- 玉ねぎ
- 3/4個
- 小ねぎ
- 刻んで大2
- おろしにんにく(※3)
- 小1
- パプリカパウダー
- 小1/4
- こしょう
- 小1/4
- ドライバジル
- 小1/4
- 味の素
- 少々
- カレー粉
- 小1
- 醤油
- 小2
- 塩
- 小1/2
- レモン果汁
- 小1/2
- サラダ油
- 大1
- 黒糖
- 大2
- 水
- 適量(※4)
- ケチャップ
- 大2
- ウスターソース
- 小1/2
- カイエンペッパーパウダー
- 小1/4
- 乾燥タイム
- 小1/2
- コンソメ顆粒
- 小1/2
- ココナッツミルクパウダー
- 大1
※1:赤茶色の豆が良いです。レッドキドニーや、赤エンドウマメ。なければ小豆で。
※2:鶏肉はどの部位でもよく、部位のミックスでもよいです。写真は鶏もも肉を使用しています。
※3:おろしにんにくは、生にんにくをすりおろしたほうが美味しいです。ない場合はチューブの市販品を使用してもよいです。
※4:水の量は、2合のごはんを炊く量を目安に用意します。
作業工程:1 時間 30 分(豆戻しと米の浸水時間を除く)
- 豆を前夜からたっぷりの水(分量外)に浸けておく。
- 米を研いで浸水させておく。
- 玉ねぎを1/4個分と1/2個分に分け、1/4個分をみじん切りにしてボウルに入れ、1/2個分を繊維を断ち切るように薄切りにして取り分けておく。
- 小ねぎを小口切りにして、みじん切りの玉ねぎが入ったボウルに入れる。
- 玉ねぎのボウルに、さらに、おろしにんにく、パプリカパウダー、カイエンペッパーパウダー、ドライタイム、ドライバジル、味の素、カレー粉、醤油、塩、レモン果汁を入れる。
- 玉ねぎのボウルに、鶏肉を食べやすい大きさに切って入れ、全体をよく混ぜ合わせて、しばらく置いてなじませておく。
- 換気扇を回し、小鍋にサラダ油と黒糖を入れて中火にかけ、煙が出て褐色液体(カラメル状)になったら火を止めて鶏肉を入れ、カラメルが鶏肉にまんべんなくまとわりつくように混ぜる。
- 鶏肉を取り出し、最初に鶏肉を漬けておいたボウルに水1.5 Cを入れて、その水をカラメルの鍋に洗い込む。
- スライスして置いておいた玉ねぎを鍋に入れて中火にかけ、鍋底や鍋肌についたカラメルを落とす。
- ケチャップ、ウスターソース、カイエンペッパーパウダー、タイム、コンソメ顆粒、ココナッツミルクパウダーを入れて混ぜ、味見をして、塩加減や旨味加減などを好みに調える。
- 炊飯器の内釜に、米、豆、鶏肉、鍋の汁を入れ、水分量を2合の目盛りに合わせて炊飯する。
- 炊けたら上下を返して10分置いてから食べる。
- Enjoy!
カリブ海南部諸国で見られるペラウ。語源はピラフと同じだと思われますが、味の濃さや仕上がりの重さが特徴的です。まずはカラメルで鶏肉をべったり甘く煮付け、野菜や豆や米を入れて炊き上げるものです。見た目が何とも見慣れないのですが、この特徴的なカラメル化した糖分のコクが鶏肉によく合って美味しいのです。鍋炊きだと米の炊きムラなどで失敗する確率があがるので、ここでは炊飯器で米を炊くレシピを紹介しました。
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スパイスアンバサダーの活動テーマとして、「スパイスを使う夏にぴったり世界のごはん」という取り組みでレシピを発信をしてまいりました。世界の料理を愛する私にピッタリなテーマで勉強もできました。読んでいただき本当にありがとうございました。
いつも私は、世界の本物の料理の伝道師でありたいと思っています。日本人向けアレンジは考えない。創作料理もしない、アレンジ料理もしない。―――世界中の人々が愛する料理の美しさを残しながら日本の調理環境で再現する形でレシピ化するのが私の役目だと思っています。
でも私の本来の職業は医療と教育。でもそこに「料理」という柱が加わっても、私の活動の根底は何も変わらない。なぜならば、医療も教育も料理も、すべて人の健康と幸せに寄与するものだからです。本シリーズがそういう形で貢献できたのならば嬉しいです。

~アフリカ・チャド料理、ダラバ

~アフリカ・アルジェリア料理、シティッタハジャージ

~西アジア・オマーン料理、ナシーフ

~西アジア・トルコ料理、ウズガラバルック

~南アジア・ネパール料理、セクワ

~南アジア・ブータン料理、エゼ

~東南アジア・フィリピン料理、カルデレータ

~東南アジア・インドネシア料理、サユルロデ

~カリブ海・ジャマイカ料理、ジャークチキン

~カリブ海・トリニダードトバゴ料理、ペラウ
※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。