夏に合う世界のスパイシーごはん(9)ジャマイカ料理、ジャークチキン

2021/08/12

世界のスパイシーおかず

夏の食事にスパイスは合いますよね。スパイスアンバサダーの活動として、「スパイスを使う夏のスパイシーごはん」というテーマに取り組み、今日より10回連載で夏に合う、世界10か国のスパイシーごはんを掲載しています。

世界の料理って本当に素敵です。

「美味しいものは、誰が食べても美味しいのだから」
食の幅が広がり、暮らしの楽しみが広がる。
興味を持ってくださり、作って食べて、そして、気に入って下さることを期待して。
ここではそんな思いを込めて、丁寧に10回連載を記載していこうと思います。

* * *

 【第9回】カリブ海編・ジャマイカ料理「ジャークチキン」 

これはカリブ海筆頭クラスの名物料理です。オールスパイスを中心としたスパイシーなタレに漬け込んだ鶏肉を、バーベキューやオーブンで焼くもので、日本料理にもインドのカレーにもない、別種のスパイシーさがあり、その美味しさはワールドワイドな人気を誇ります。私はいつもジャークシーズニング(ジャークチキンの漬けダレ)も手作りです。簡単かつ本場の味が出るレシピで気に入っています。

ジャークチキン

heart『カリブ海ジャマイカの国民食♪ ジャークシーズニング♪』
材料
<ジャークシーズニング約300 mL分>

玉ねぎ
中1個
にんにく
2かけ
ピーマン(※1)
2個
青唐辛子(※2)
1本
小ねぎ
小口切りで大1
オールスパイスパウダー
大1.5
タイム(※3)
小1
黒こしょうパウダー
小1
ジンジャーパウダー
小1
カイエンペッパー(※4)
小1/3
シナモンパウダー
小1/4
ドライバジル
あれば少々
クローブパウダー
少々
ナツメグパウダー
少々
レモン果汁
小1
黒糖(※5)
小2
小1.5
トマトピューレ(※6)
小1
醤油
少々
サラダ油
大8
味の素
好みで少々

<ジャークチキン2人分>

鶏の骨つきレッグ(※7)
2本
レモン果汁
大2
ジャークシーズニング
大3~4

※1:日本のピーマンは小さいので2個。緑パプリカなら1/2個。
※2:青くさい香りがほしいので、新鮮なししとうでもよいです。
※3:あればフレッシュタイム、なければドライタイムを使います。
※4:カイエンペッパーパウダーの代わりに、量を減らして一味唐辛子などを使ってもよいです。
※5:黒糖がなければ上白糖でよいです。グラニュー糖は上白糖よりさらに旨味成分が少ないので、せめて代用は上白糖がよいです。
※6:トマトピューレのほか、プチトマト1個やケチャップ小さじ1などでもよいです。
※7:手羽元を使ってもよく、その場合は1人3~4本あるとよいです。

作業工程:50 分(鶏肉を漬け込む時間を除く)

  1. 玉ねぎ、にんにく、ピーマン、青唐辛子を粗みじん切りにする。
  2. ジャークシーズニングすべての材料をミキサーまたはブレンダーにかける容器に入れ、撹拌し、滑らかなピューレにする。
  3. 鶏肉の一か所に骨と並行に切れ目を入れ、骨がむき出しになるようにし、全体的にレモン果汁をかけて表面を洗い、果汁を捨てる。
  4. ポリ袋に鶏肉とジャークシーズニング(大さじ3~4)を入れ、手でもむように混ぜる。
  5. 冷蔵庫で2時間~1晩ほど漬け込む。
  6. 180℃のオーブンやアウトドアバーベキューで20分を目安に焼く。
  7. 骨の際(きわ)まで火が通ったことを確認する。生焼けが残っているなら加熱を続ける。
  8. オーブンの場合、最後は最高温度にして好みの焦げ目をつける。
  9. Enjoy!

ジャークチキン

「邪悪なチキン」・・・これは、それほどに、旨い。ジャマイカ料理で「ジャーク」(Jerk)とはスパイシーマリネグリルのこと。そしてこれがジャマイカを代表する料理であり、カリブ海を代表する料理の位置づけにあるかもしれません。ジャークシーズニングという、辛味があってスパイシーで美味しいタレをまぶしてお肉を焼くだけで、実に美味しい。しかも鶏肉がめちゃくちゃ柔らかくなります。アウトドアバーベキューは現地ジャマイカスタイルそのものでもってこいの味ですし、ワインにも合います。カリブ海全域に広まった美食の味を、気が向いたときに是非お楽しみください。

「夏のごはんは、スパイシーが合う!」

これからも、その楽しさと美味しさが詰まったレシピを厳選し、夏に合う、世界10か国のスパイシーごはんを掲載していきます。どうぞ次回もご期待ください。

世界のスパイシーおかず


※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。



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