夏の食事にスパイスは合いますよね。スパイスアンバサダーの活動として、「スパイスを使う夏のスパイシーごはん」というテーマに取り組み、今日より10回連載で夏に合う、世界10か国のスパイシーごはんを掲載しています。
世界の料理って本当に素敵です。
「美味しいものは、誰が食べても美味しいのだから」
食の幅が広がり、暮らしの楽しみが広がる。
興味を持ってくださり、作って食べて、そして、気に入って下さることを期待して。
ここではそんな思いを込めて、丁寧に10回連載を記載していこうと思います。
* * *
【第8回】東南アジア編・インドネシア料理「サユルロデ」
初めてこれを食べたのがインドネシアでした。ココナッツミルクと野菜のスープなのだけど、ターメリックが美味しくかぐわしく、ごはんやほかのおかずにも合い、とても気に入りました。

材料(4人分):
- レモングラス(※1)
- 芯5 cm
- 赤唐辛子
- 1本
- ハヤトウリ(※2)
- 1/2個
- サラダ油
- 大1
- ターメリック
- 小1
- 水
- 600 mL
- 鶏がらスープの素
- 小2
- ナンプラー
- 大1
- 塩
- 小1/2
- ココナッツミルク
- 200 mL
- チンゲンサイ(※2)
- 1束
※1:レモングラスはなければ省いてよいですし、すっきりとした香りを出すために、生姜の千切りで代用してもよいです。
※2:現地ではそのときにある野菜を入れて作ることができます。
作業工程:40 分
- すり鉢にレモングラスの芯を小口切りにして入れ、すりこぎでよく叩く。唐辛子は縦2つ切りにして中の種を取り除く。
- ハヤトウリは皮と種を取って厚さ8 mm程度の薄切りにしておく。
- フライパンに油を敷いて加熱し、レモングラスと唐辛子を入れて軽く炒めて油に風味と辛味を移す。
- 唐辛子を取り出し、ターメリックパウダーを入れて油と混ぜ、水(すり鉢のレモングラスを洗い込む)、鶏がらスープの素、ナンプラー、塩の半量、ココナッツミルクの半量、ハヤトウリを入れて、いったん沸騰させ、弱火にする。
- 味見をしながら塩とココナッツミルクを徐々に足し、ハヤトウリを煮ながら塩加減やココナッツミルクの濃さなどを好みに調える。
- チンゲンサイを食べやすい大きさにザク切りにし、ハヤトウリに7割方火が通った頃合いで鍋に入れる。辛味を増したい場合は先ほど取り出した唐辛子も入れる。
- 再度味見をして塩加減などを好みに調え、火の通りにくい野菜に食べやすく火が通っていたらできあがり。
- Enjoy!
マレー・インドネシア圏を旅してよく出会うのが、野菜のココナッツミルクスープです。ターメリックが美味しそうな黄色を表わして、季節の野菜が入ります。ヘルシーなおかずですし、これをスプーンですくってごはんにかけて食べると、これまた美味しいです。現地風にはサンバル、日本でならかんずり、中国の豆板醤など、何か辛いものを添えると本格的ですね。
「夏のごはんは、スパイシーが合う!」
これからも、その楽しさと美味しさが詰まったレシピを厳選し、夏に合う、世界10か国のスパイシーごはんを掲載していきます。どうぞ次回もご期待ください。

~アフリカ・チャド料理、ダラバ

~アフリカ・アルジェリア料理、シティッタハジャージ

~西アジア・オマーン料理、ナシーフ

~西アジア・トルコ料理、ウズガラバルック

~南アジア・ネパール料理、セクワ

~南アジア・ブータン料理、エゼ

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~東南アジア・インドネシア料理、サユルロデ

~カリブ海・ジャマイカ料理、ジャークチキン

~カリブ海・トリニダードトバゴ料理、ペラウ
※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。