アカデミアイタリアーナデッラクチーナ(Accademia Italiana della Cucina)は、日本語ではしばしばイタリア料理アカデミーと表記されます。クチーナ=料理です。
1953年にミラノで設立。2003年からはイタリア共和国の文化機関として認められている、要は政府公認の機関です。イタリア料理の伝統を守ることを目的とし、「イタリア伝統食文化の保護・普及」と「商業主義に染まらない厳格なレストラン審査」の2つを軸に展開されています。
食文化の歴史調査や、評価基準の作成を行う頭脳にあたる部門として「チェントロストゥディ」(Centro Studi;スタディセンター)を設け、歴史的、文化的、科学的な観点から真のイタリア料理を研究し、出版物の監修なども行っています。
この機関の活動には伝統レシピの公証も含まれます。イタリア料理アカデミーにとって、レシピは「歴史的・文化的な遺産(アイデンティティ)」であり、それを保護・継承することを任務ととらえ、歴史調査や古文書の検証を行い、「これが本来の正しい作り方である」と認めたレシピを正式登録します。
それがWEBサイトで公開されているゆえ、ニッチな郷土料理を含む3000以上の伝統レシピを無料で閲覧できるのです!!!
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レシピ閲覧方法
アカデミアイタリアーナデッラクチーナ(Accademia Italiana della Cucina)のトップページ(≫こちら)に入ります。
アカウントを作りログインしてから「Ricette」(リチェッテ;レシピ)に入ります。

アルファベット順にレシピが並びます。検索窓もあります。上の画像の一番上は、
- ABBACCHIO AL FORNO CON PATATE
- Lazio
- Carni, pollame e selvaggina
この日本語カタカナ表記は、
- アッバッキオアルフォルノコンパターテ
- ラツィオ
- カルニポッラーメエセルバッジーナ
訳は
- 乳飲み子羊とジャガイモのオーブン焼き
- ラツィオ州(ローマを含む地域)
- 肉、家禽(かきん)及びジビエ
です。つまり、料理名だけでなく、イタリアのどの地域の郷土料理なのかが見て分かるようになっています。もうひとつ、ぱっと見て、肉料理なのかデザートなのかという料理種別も書いてくれています。
そうして各項目をクリックすると、この伝統に則った素晴らしいレシピがすべて閲覧できます。
とても便利です。料理と地名にまつわるイタリア語が読めたらもっと楽しいので、イタリア語を勉強する頻度がこれで増えたことも喜びです。
楽しいですよぉ~♪
日本にいても現地を旅しても出会わなかった料理に出会える。
初めて知る料理がある。
そして、
レシピを通じてイタリアを深く知ることができる。
もうこれは、知識欲が深い私にとって大きな大きな喜びです。
これらのレシピ公開は上に書いた組織活動の根幹である「イタリア伝統食文化の保護・普及」によるものなのだから、このレシピを解読した上でイタリア料理を作ることも、離れた日本において私が関われる活動だと思っています。
ただし、日本で作っても、肉が違うトマトが違うオリーブオイルの味も違うetc、結局イタリアの味にならないというジレンマ祭りですけどね。でも、イタリア国内で作っているわけじゃないので、それはミスや失敗ではない、必然です。だから私は「日本で作るイタリア料理レシピ」を求めて、これからも世界の料理研究活動を日本で続けていこうと思います。
