スパイス夏ドリンク!~14種類のスパイスで~
スパイスアンバサダーの7~8月の活動テーマとして、14回連載で、「暑い夏をスパイスを使った「ドリンク」で楽しもう♪」を掲載してきました。今回は最終回の第14回です。
世界のドリンクには様々なスパイスが使われている。
スパイスを使う料理をレシピ化することは私自身にとっても刺激的で、今回は、上に画像で並べた14種類のスパイスを毎回新規に1つずつ使い、全14回連載ですべて使って、夏に合う美味しいドリンクをレシピ化しようと決めました。6月は情報収集月間でしたが、とても楽しかったですし、皆様にも暮らしの幅が広がる素晴らしいレシピを見ていただけたら嬉しいです。
* * *
【最終回】インド料理「ティリカドゥガムティー」
今回はヒハツ(ロングペッパー)を使用したレシピです。
この商品を開封したとき、蒸れた香りに、旅の懐かしさを覚えました。んーー、どこで嗅いだんだろう、この匂い。思い出すのは途上国の市場です。また、味見で口にしたとき、黒こしょうに匹敵する鮮烈なスパイスの味がしました。スパイスとしての機能が十分に期待できます。フィリピンでガドガドに入れる人を見たことがあるし、暑い国の夏負け防止に良いスパイスなのかもしれません。今日は古代から伝わる伝統ティーを作ってみましょう。
材料(出来上がり約800 mL分):
- 水
- 800 mL
- ジンジャー
- 小1/6
- こしょう
- 小1/6
- ヒハツ
- 小1/6
調理時間:
- 鍋に水を入れて火にかける。
- 沸騰するまでの間にジンジャーパウダー、こしょう、ヒハツパウダーを計量し、沸かしている途中の鍋に入れる。
- 沸騰したら沸騰が維持できる程度に火加減を弱めて5分煮出す。
- 火を止めて出来上がり。飲むときは冷めてぬるくなってから上澄みを注ぐ。
- Enjoy!
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美味しーい♡♡♡
これは古いハーブ&スパイス療法で、アーユルヴェーダの療養でも飲まれるものです。3つのアーユルヴェーダスパイスを使い、からだの不調を整えるものとして古代より愛飲されてきたもの。3つの材量とは、スック(乾燥生姜)、ミラグ(黒こしょう)、ティッピリ(ヒハツ、別名ロングペッパー)です。ヒハツは確かに珍しいスパイスではあるのですが、普通のスーパーでも市販されるようになったので、嬉しいです。ところでMADE IN スリランカで有名なサマハンを飲んだことはありますか?(カルディなどで販売されているそうです。) あの、飲んだときの、喉に熱がかかるような感覚が人気で、私自身もサマハンが好きなので、このレシピもサマハン風の感覚で飲めるレシピになるよう、近づけました。サマハンもそうですが、このティリカドゥガムティーも喉の不調の民間療法なのだそう。夏のクーラー負けも含めて、役立ちますね。
* * *
7~8月のスパイスアンバサダーの活動として、「暑い夏をスパイスを使った「ドリンク」で楽しもう♪」というテーマで、14回の連載という大きな課題を設定し、料理を研究し、発信して参りました。14回ですよ、14種類のスパイス全部使いましたよ。それはまさに異文化探求の日々でした。スパイスドリンクの探求は学びであり勉強であり、非常に有意義な三か月を過ごすことができたと確信しています。皆様にも読んでいただき本当にありがとうございました。
世界の料理は素敵ですね。
健康に良いレシピがたくさんあるし、それがスパイス料理ならなおさらです。これからも、ともあれ、「楽しんで!」頑張ろうと思います!!! よかったらまた見に来てください。
【第1回】ターメリック使用
~パキスタン料理、ハルディドゥードゥ
【第2回】クミンパウダー使用
~インド料理、ジャルジーラ
【第3回】コリアンダー使用
~インド料理、ダニヤパニ
【第4回】カルダモンパウダー使用
~インド料理、パナカム
【第5回】唐辛子粉使用
~メキシコ料理、セルベッサコンチレ
【第6回】マスタードシード使用
~バングラデシュ料理、ボルハニ
【第7回】クミンシード使用
~インド料理、シカンジ
【第8回】カルダモンホール使用
~パキスタン料理、カシミリチャイ
【第9回】クローブホール使用
~ガーナ料理、ゾムコム
【第10回】シナモンスティック使用
~タンザニア料理、チャイヤランギ
【第11回】シナモンパウダー使用
~ハイチ料理、アカサン
【第12回】ジンジャーパウダー使用
~モーリシャス料理、マサラチャイ
【第13回】ナツメグパウダー使用
~ドイツ料理、ホッペルポッペル
【第14回】ヒハツ使用
~インド料理、ティリカドゥガムティー
※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。