夏だ!スパイスだー!♪♪
ほんと、夏の食事にスパイスは合いますよね!!
<スパイスアンバサダー2021>
スパイスアンバサダーの7~8月の活動テーマは、「スパイスを使う夏にぴったりスパイシーごはん」という、私にピッタリなテーマで、ものすごくテンションがあがります♪♪ そこで今回より、10回連載で夏に合う、世界10か国のスパイシーごはんを掲載していきたいと思います。
* * *
<夏に合う世界のスパイシーごはんの選別コンセプト>
夏に合う世界のスパイシーごはんとそのレシピを紹介します。10か国を選ぶコンセプトは以下の通りです。
- 世界246か国を俯瞰してその国にどんなスパイス料理(選定17種類内)があるかを検証し、私がその国でその料理を実食した本物の料理を重視する。
- 夏に合う食事を選ぶため、赤道に近い国の料理を基本的に選定した。
- 第1弾:アフリカ編(2か国)、第2弾:西アジア編(2か国)、第3弾:南アジア編(2か国)、第4弾:東南アジア編(2か国)、第5弾:カリブ海編(2か国)と、地域をまんべんなく紹介したい。
- 夏に合うスパイシー料理といえばカレーだが今回は敢えてインドを外した。インドのカレーを除くことでスパイスレシピに新しい開拓をもたらす。
- 本物重視。スパイスを使った我流アレンジ料理にはしない。スパイスを使うその国の食とする。
- 主催者選定スパイス17種類のうち最低1つを使用する。そのメインスパイスは10回連載で重複せず、10回連載で主催者選定スパイスを10種類以上使うことになる。
- 全体を通して(10回内)国は重複しない。
・・・と、このような壮大な検証を経て(ここに最も時間がかかったけれど楽しかった)、10レシピを選定しました。
世界の料理って本当に素敵です。
「美味しいものは、誰が食べても美味しいのだから」
食の幅が広がり、暮らしの楽しみが広がる。
興味を持ってくださり、作って食べて、そして、気に入って下さることを期待して。
ここではそんな思いを込めて、丁寧に10回連載を記載していこうと思います。
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【第7回】東南アジア編・フィリピン料理「カルデレータ」
フィリピンには、カルデレータ、メヌード、アフリターダといった、こってりしたシチューの料理がたくさんあります。これがまた、暑い国ならではの濃厚さで、特にこの中でもスパイシーな位置にあるカルデレータは、日本の夏にとても合う料理です。
材料(4~6人分):
- じゃがいも
- 2個
- にんじん
- 1本
- サラダ油
- 大2.5
- 玉ねぎ
- 1個
- にんにく
- 4かけ
- 塊の肉(※1)
- 300 g
- トマトソース(※2)
- 200 mL(※2)
- ケチャップ
- 大2
- ベイリーフ
- 3枚
- 粗挽き唐辛子(※3)
- 小1/3
- レバーペースト
- 50 g
- コンソメ顆粒(※4)
- 小1弱
- 水
- 200 mL
- レリッシュ(※5)
- 大1
- パプリカパウダー
- 大1
- ナンプラー(※6)
- 小1
- 塩
- 小1/2
- こしょう
- 小1/4~小1/3
- 砂糖
- 小1/3
- ピーマン
- 4個
※1:牛肉や豚肉など。肉の種類は問わないが、あまり長く煮込まない場合は柔らかい部位がよい。
※2:トマトソースはトマト缶の中身をブレンダーにかけて作ることができます。
※3:粗挽き唐辛子はキムチ唐辛子など辛さが優しいものを使います。一味唐辛子で代用できますが、辛さが強いことがあるので少ない量から使います。
※4:現地ではよく煮汁にビーフスープを加えるので、コンソメ顆粒と水はその代用です。ダシダなど牛ダシの素があればそれを使うとよいです。
※5:レリッシュはサンドイッチに挟むきゅうりのみじん切りの甘いピクルスで、市販されています。ない場合はきゅうりのピクルスをみじん切りにするか、オリーブとその漬け汁を入れるか、省きます。
※6:ナンプラーは現地のパティスに相当する魚醤です。
作業工程:40 分
- じゃがいもとにんじんの皮をむき、一口サイズに切る(カレーライスを作るときみたいに)。
- 大きなフライパン(あるいは鍋)にサラダ油を入れ、中火で熱し、じゃがいもとにんじんを入れ、ときどき混ぜながら10分くらい表面を揚げ焼きにする。
- その間に玉ねぎとにんにくをみじん切りにし、肉を一口サイズに切る。
- トマトソースをトマト缶から作る場合は、トマト缶(400 g入り)の中身をハンドブレンダーかミキサーにかけ、その半量を取り、ケチャップを加えておく(混ぜなくてよい)。
- じゃがいもとにんじんを取り出し、油が残ったフライパンに玉ねぎとにんにくを入れて炒める。
- 玉ねぎが透き通ってきたら肉を入れ、表面に焼き色がつくように炒める。
- トマトソース、ベイリーフ、粗挽き唐辛子、レバーペースト、コンソメ顆粒、水、レリッシュ、パプリカパウダー、ナンプラー、塩、こしょう、砂糖を入れ、優しく混ぜながら水分を飛ばしていく。
- その間にピーマンの種とヘタを取って一口サイズに切る。
- じゃがいも、にんじん、ピーマンを加え、優しく混ぜながら水分を飛ばしていく。
- もったりしてきたら味見をし、塩加減や辛さ加減や甘さ加減などを好みに調えて出来上がり。
- Enjoy!
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フィリピンを代表する料理に、カルデレータがあります。アフリターダやメヌードのようにこってりと煮込む料理で、材料には作り手による差異はあるものの、レバーペーストを加えてこってりとしたコクを出し、唐辛子の辛さも使い、夏のスタミナ料理のように作るのがポイントです。よくスパイシーシチューとは言われるものの、使うスパイスは数少なくシンプルで、その分それ以外の旨味の加え方が本当に上手。是非現地のように、ティーカップなどを使って型抜きライスを作り、添えてみてください。
「夏のごはんは、スパイシーが合う!」
これからも、その楽しさと美味しさが詰まったレシピを厳選し、夏に合う、世界10か国のスパイシーごはんを掲載していきます。どうぞ次回もご期待ください。よろしくお願いします。
【第1回】
~アフリカ・チャド料理、ダラバ
【第2回】
~アフリカ・アルジェリア料理、シティッタハジャージ
【第3回】
~西アジア・オマーン料理、ナシーフ
【第4回】
~西アジア・トルコ料理、ウズガラバルック
【第5回】
~南アジア・ネパール料理、セクワ
【第6回】
~南アジア・ブータン料理、エゼ
【第7回】
~東南アジア・フィリピン料理、カルデレータ
【第8回】
~東南アジア・インドネシア料理、***
【第9回】
~カリブ海・ジャマイカ料理、***
【第10回】
~カリブ海・トリニダードトバゴ料理、***
※本記事は(1)「ハウス食品×レシピブログ」のモニターコラボ広告企画に参加していること、(2)スパイスをモニター提供されたことに基づき執筆するものです。