スパイスアンバサダー2023の活動で今私が取り組んでいるのは、
<世界のミックススパイス料理で美味しい「塩なしサラダ」>
です。
私が減塩が必要な方に提案するのは、日本の一汁三菜の小鉢スタイルの弊害から脱却する必要性として、「メインのおかずはいつも通りに美味しく作って、野菜は塩分なしで食べることに慣れていこう」というスタイルです。
そこに加える楽しさの1つとして、ミックススパイスを作ってみようよ、楽しいよ。カレー粉や七味唐辛子で親しんでいるように、ミックススパイスは「手に取った瞬間使える形でプレミックスされていて、料理に使っても間違いなく美味しい」です。美味しい料理を美味しく作って、塩分をつけない野菜サラダを一緒に盛り合わせておかずの塩分で野菜サラダがぱくぱく食べられる方式。
ミックススパイスという風味の完成形があることで調理の手間は引き算され、お料理の香りと美味しさで味をつけないままのお野菜も美味しく食べるお食事サラダを足し算できるんです♪ 野菜は塩分を含まない形で足し算しますから、減塩に必ず役立つという、健康増進にも役立つ調理アイディアです。
* * *
第6回:コロンボドゥプレのイタリアンパセリサラダ仕立て♪
以下のように食事バランスを良くしています♪
・ミックススパイス:マルティニーク料理「プードルコロンボ」
・国名と料理名:マルティニーク料理「コロンボドゥプレ」
・主菜(タンパク質源):「鶏肉」
・あわせるサラダ:「イタリアンパセリサラダ」(塩分なしで♪)
* * *
ではまずミックススパイスを作りますね。混ぜるだけだから簡単。<プードルコロンボのレシピ>です♪

材料(100 mL容器1つ分):
- 米
- 大1
- クミンシード
- 大1
- コリアンダーシード
- 大1.5
- マスタードシード
- 小1
- 黒こしょう粒
- 小1
- オールスパイスホール
- 小1
- フェヌグリーク
- 小1
- クローブ
- 3本
- ターメリックパウダー
- 大1/2
- ナツメグパウダー
- 少々
作業工程:10 分
- 米と粒状スパイス(クミンシード、コリアンダーシード、マスタードシード、黒こしょう粒、オールスパイスホール、フェヌグリークシード、クローブホール)をフライパンで乾煎りする。
- パウダー状のスパイスを加え、一斉にスパイスミルやブレンダーにかけ、均一なパウダー状にする。
- Enjoy!
次にミックススパイスを活用して簡単かつ美味しく味付けをして、主菜を作りましょうね。<コロンボドゥプレのレシピ>です。

材料(2~3人分):
- にんにく
- 1かけ
- サラダ油A
- 大1
- プードルコロンボ
- 大1.5
- 塩
- 小1/2
- こしょう
- 小1/3
- レモン果汁
- 小1
- 骨付き鶏肉(※1)
- 300~400 g(※1)
- 玉ねぎ
- 1個
- サラダ油B
- 大1
- 乾燥タイム
- 小1/3
- 水
- 250 mL
- パセリの茎(※2)
- 5本
- ベイリーフ
- 1枚
- ハバネロペッパー(※3)
- 小1/64(※3)
※1:骨付き鶏肉は、写真では骨付きもも肉を使っています。手羽元などでもよいです。骨付きが苦手なら骨のない部分でもよいです。骨付きなら400 g、骨なしなら300 gくらいを用意します。
※2:パセリの茎は風味付けで、ない場合は乾燥ローズマリー小さじ1/4などで代用します。
※3:ハバネロペッパーは現地のシネンセ種の唐辛子の乾燥品です。生のシネンセ唐辛子があればそれを使います。またハバネロペッパーは非常に辛味の強い唐辛子ですがカリブ海料理の独特の風味をつけてくれるので、ごく少量であっても加えるとよいです。小さじ64分の1は半分を6回行います(∵1/64=1/2の6乗)。
作業工程:50 分
- ボウルににんにくをクラッシュ(あるいはとても細かいみじん切り)にして入れ、サラダ油A(大さじ1杯)、プードルコロンボ、塩、こしょう、レモン果汁を加えて鶏肉のマリネ液を作る。
- (旨味を増やしてより美味しく作りたい場合、鶏の骨に包丁の根元の角を当てて骨を切断し、水中で骨の断面付近をなでて骨のかけらを落としておく。)
- 鶏肉を1辺が3 cmから5 cmくらいのサイズに切り分け、鶏肉のマリネ液が入ったボウルに入れて混ぜ、30分以上置いておく(夏は冷蔵庫で)。
- 玉ねぎを縦2つ割にし、高さ半分に切り、繊維に沿って薄切りにする(要は3 cm長さくらいのスライスを作る)。
- 鍋かフライパンにサラダ油B(大さじ1杯)を入れて中火で熱し、鶏肉を入れて表面を色よく焼く。
- 鶏肉を寄せて空いたところに玉ねぎと乾燥タイムを入れて炒め、玉ねぎが透き通ってしんなりしてきたら鶏肉を戻し入れる。
- 鶏肉をマリネしていたボウルに水を入れ、中の調味料を溶かしこみ、鍋に入れ、パセリの茎または乾燥ローズマリーとベイリーフを入れ、強火にかけて沸騰させる。※このとき鍋が大きいなどで水面の高さが出ない場合は鶏肉がかぶるくらいまで水を増やしてもよい。
- 沸騰したら火加減を落とし、好みのとろみ加減になるように水分を減らしていく。
- パセリの茎とベイリーフを取り除き、味見をして塩加減やスパイス加減を好みに調え、ハバネロペッパーで辛味と香りをつけて出来上がり。
- Enjoy!

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出来た♪ 美味しそう♡♡♡
コロンボドゥプレのイタリアンパセリサラダ仕立て。スパイスの複合的な香りが完璧なお食事サラダです♪
美味しいミックススパイスを作ってあるからこんなに美味しい料理が、簡単でした。
ミックススパイスは暮らしを楽に美味しく優雅にするために存在します。ミックススパイスがあることで、主菜の味付けの手間が引き算できるので、お野菜を足し算する余裕が生まれて、健康的なお食事サラダを作るときめきが生まれます。
野菜自体が塩分ゼロというのが絶対いいでしょう!
おかずは1人分の塩分量0.8 gくらいです。いいよね~。
使い切りやすい量で作ったので、
残りのプードルコロンボも、いろんな料理にじゃんじゃんふりかけて使ってくださいね♪ おすすめはマヨネーズにかけるか混ぜることです。
では次回もお楽しみに♪

米国料理「バーベキューチキン」

ジャマイカ料理「ベジミンス」

チェコ料理「ペチェナーベプショバー」

モロッコ料理「ルフィサ」

イスラエル料理「マジャドラ」

マルティニーク料理「コロンボドゥプレ」

エチオピア料理「アサグラシュ」
※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。