新しい世界へ!スパイスサラダ(5)加熱1・こしょう使用「サラートオリビエ」

2022/09/21

世界のスパイスサラダ

 <スパイスアンバサダー2022> 
「スパイスアンバサダー2022」活動中です♪ 9~10月の活動テーマとして、「新しい世界へ!スパイスを使う世界のサラダ」を設定し、10回連載で美味しいレシピを紹介しています。なおこの連載初回(≫こちら)ではサラダの定義を考察していますので、もしサラダの定義について疑問をもったら是非お読みください。

また、9か国の選定コンセプトは、まずサラダの定義に則って<生食1~3><加熱1~3><ディップ1~3>と3区分について3料理ずつ。そして主催者選定13スパイスより9スパイスを選定しメインスパイスが重複しない。さらに国分類における地域区分の重複を避けることで9回のレシピ掲載で同じ国・同じ地域は存在しない。このようにレシピを選定しています。

* * *

 加熱(1)、こしょう使用、ロシア料理「サラートオリビエ」 

サラートオリビエ

こしょう今回はこしょうを使用したレシピです。

美味しい料理は広まる。サラートはサラダ、オリビエはロシアの首都モスクワのレストランでこの料理を考案したシェフの名前です。よってサラートオリビエは「オリビエシェフ考案のサラダ」のような意味になります。しかし美味しい料理は広まるもので、これはロシア国外の各国でも、モスクワ発祥の意味をこめて「首都のサラダ」と呼ばれています。マヨネーズが好きなあなたには絶対美味しいサラダです。


heart『ロシア発祥のマヨマヨサラダ♪ サラートオリビエ♪』
材料(2人分):

きゅうりのピクルス(※1)
50 g
じゃがいも(※2)
2個
鶏胸肉
100 g
にんじん
1/4本
グリーンピース
50 g
マヨネーズ
大2
スメタナ(※3)
大2
小1/5
こしょう(※4)
小1/10
オリーブ(※5)
トッピングする量
仕上げの緑(※5)
トッピングする量

※1:きゅうりのピクルスがない場合は前日にきゅうりを酢漬けにするので生のきゅうりがあればよいです。
※2:じゃがいもはメークインのような煮崩れしにくい品種が適しています。
※3:現地のようなスメタナは日本では市販されていないので、リンク先を参照して、無糖ヨーグルトと生クリームを混ぜて作るか、ない場合は全量をマヨネーズに置き換えます。
※4:白こしょうがあればそれを使うと色の仕上がりが一層きれいです。
※5:オリーブや仕上げの緑は必須ではありません。あればディルを使いますが、ない場合はパセリなどを使うか省きます。

作業工程:1 時間

  1. (きゅうりのピクルスがない場合は前日にきゅうりを縦2つ割りにして容器に入る長さに切って酢を等量の水で割って塩少々を加えた溶液に漬けておく。)
  2. じゃがいもを小鍋に入れ、かぶる量の水を入れて強火にかけ、沸騰したら弱い沸騰を保つ程度に火加減を落とし、30分ほどゆでてほくほくに火を通す(菜箸を刺してすっとささるようになるまで)。
  3. 鶏肉を小鍋に入れ、かぶる量の水を入れて強火にかけ、沸騰したら弱い沸騰を保つ程度に火加減を落としてゆでる。
  4. 鶏肉をゆでる間ににんじんの皮をむいて8 mm~1 cmくらいに角切りにし、鶏肉をゆで始めて5分ほど経った頃にグリーンピースと一緒に鶏肉の小鍋に入れ、5分ほど一緒にゆでる。
  5. 鶏肉、にんじん、グリーンピースに火が通ったことを確認したらザルにあげるか網じゃくしですくう(ゆで汁は使わないが美味しいので他の料理に使える)。
  6. 鶏肉を1 cm角くらいに角切りにする。
  7. じゃがいもをゆで終えたら1 cm角くらいに角切りにする。
  8. ボウルにマヨネーズ、スメタナ、塩、こしょう(あれば白こしょう)を加えて均一に混ぜ、味見をして塩加減や酸味加減を好みに調え、鶏肉、じゃがいも、にんじん、グリーンピースを入れて、練らないように混ぜる。マヨネーズ類がもっと欲しい場合はここで追加する。
  9. 器に盛り、オリーブや仕上げの緑をトッピングしてできあがり。
  10. Enjoy!
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サラートオリビエ

美味しーい♡♡♡

ロシア、ウクライナ、中央アジア各国などでよく見かける、角切り野菜と角切りお肉のマヨネーズサラダは、日本では「オリビエサラダ」の名前が浸透していて、(マヨネーズが嫌いでなければ)多くの人に気に入ってもらえる美味しいサラダです。野菜類はゆでたりピクルスを使うのが基本で、お肉類もゆでたり加工肉(ハムなど)を使うので、つまりはこのサラダは作り置きに適しています。これらの国々に行くとつい注文してしまうので、気づくとあちこちで食べていて、具の種類や配合には作り手の差があるのだけど、日本のポテトサラダと大きく違う点としてはどうもゆでた豆類が入ることが基本のようです。よってこのレシピでも豆はちゃんと加えています。

野菜料理は素敵です♡

美味しくて、健康を気遣う料理。そしてアイディアと幅が広がる世界の料理。みなさんも世界のサラダを是非作ってみてください。

ナツメグ次回はナツメグを使った世界のサラダです。というか「それどこ?そんな国聞いたことない」から始まる驚きの料理。お楽しみに♪



世界のスパイスサラダ

※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。



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本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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