<2020年度スパイスアンバサダーの活動報告>
9月の活動内容として、小さじ一杯でスパイス使い切り大作戦!、風味豊かにおいしさ広がる一皿を楽しもうという趣旨に基づいた情報発信をする運びとなりました。今回紹介していくのは、ローズマリー、バジル、ブラックペパーという、大量には使いにくいと思われるスパイスです。でもそこを打破して楽しんで、折角やるならたっぷり使おうと、本タイトルの通り【意外に多用できるスパイスレシピ】として、7回連載形式で、3種類のスパイスに対しそれぞれ2通りのスパイスアレンジレシピをお届けします。
連載第4回は、乾燥バジル大活用、ワインに合うお手軽フランス家庭料理『ブフミロントン』です。
なお、今回のスパイス使用ルールには、ドライローズマリー、ドライバジル、ブラックペパーパウダー(こしょう)のいずれかを、4人分を上回らないバッチで小さじ1以上使うレシピが設定されています。私はスパイスアンバサダーの投稿レシピにおける使用頻度から3スパイスのオッズを決め、
スパイス消費スコア
を算出し、使われにくいと評価されるスパイスを使うほどスコアが高くなるような評価手法で6レシピを選出しました。
【意外に多用できるスパイスレシピ*連載第1回】スパイスにオッズをつける
* * *
『ブフミロントン』は4人分でバジル小さじ1を使います。
よってブフミロントンの
バジル消費スコア=52
これはフランスの家庭料理です(レストランでも食べられるかもしれません)。ゆで肉が冷蔵庫にストックされているようなときに、ハーブとトマトで美味しく味を絡めて、パン粉をふって豊かなオーブン焼きにします。一口食べては「わあ♡美味しい♡」とつい声に出してしまうような、家庭料理でも洗練された素敵な味わいです。
レシピは簡単です。
材料(4人分):
- 玉ねぎ
- 1個
- オリーブオイル
- 大2
- 牛塊ゆで肉(※1)
- 300 g
- きゅうりのピクルス
- 小4個(※2)
- 粒マスタード
- 小2
- にんにく
- 2かけ
- 薄力粉
- 大2
- ブイヨン(※3)
- 300 mL
- トマトペースト
- 大8(※4)
- あらびき黒こしょう
- 小2/3
- 白ワインビネガー
- 小2
- 塩
- 小2
- イタリアンパセリ
- 刻んで大2
- 乾燥バジル
- 小1
- パン粉
- 2 C
- ピザ用チーズ
- 2 C
※1:牛塊ゆで肉は、前日のポトフの残りなど。
※2:きゅうりのピクルスはこのレシピでは80 gくらいを使用しています。
※3:ブイヨンは、ポトフの残りの汁などを使用します。残り物ではなく調理する場合、コンソメスープの素を湯にといてスープを作っておきます。
※4:トマトペーストはメーカーによってトマトの濃度がまちまちなので、良い具合に赤い色がつく量を使います。
作業工程:1 時間
- 玉ねぎ縦4つ割りにし、繊維を断ち切る方向に薄く切る。
- フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、玉ねぎをときどき混ぜながら、ところどころ茶色く色づく程度まで炒める。
- 玉ねぎを炒めている間に、牛塊ゆで肉を3 mm厚さの薄切りにし、きゅうりのピクルスを薄切りにし、にんにくをガーリックプレスで潰すか包丁でみじん切りにしておく。
- 玉ねぎに薄力粉をかけ、木べらで薄力粉がダマにならないように混ぜ、全体を均一になじませる。
- ブイヨンを少しずつ加え、均一にのばしていく。
- トマトペースト、きゅうりのピクルス、粒マスタード、にんにく、あらびき黒こしょう、白ワインビネガー、塩、刻んだイタリアンパセリを加え、均一に混ぜる。
- 肉を入れ、肉が完全に熱くなるように弱火で煮込む。
- 乾燥バジルを混ぜる。
- 味見をし、塩加減、トマト加減、酸味加減などを好みに調える。酸味が強いときは砂糖を加えて調整する。
- オーブン最高温度で予熱開始。
- フライパンの中身を耐熱容器に入れて平らにならし、パン粉を均一にふりかける。
- ピザ用チーズをかけ、オーブンに入れ、パン粉がほどよく色づくまで数分間焼く。
- Enjoy!
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ところでこの料理はお肉料理なだけに赤ワインと相性が良いと言われますが、トマト味が利き、ピクルスなどの前菜的な美味しさがあって、休日のブランチなどでは冷えた白ワインと一緒にいただくのが私はとても好き。だから「明日はこれ作ろ!」と思ったとき、喜んで冷蔵庫に白ワインを入れて冷やし始めるのです。
* * *
世界はそのスパイスの使い方を持っています。
次回は、ブラックペパー消費スコア55 の、美味しいスパイスレシピを4人分バッチでお伝えします。
ブラックペパー(こしょう)って、たくさん使うと刺激が強すぎますよね。だからたくさんは使いにくいですよね。なのに、55って、すごーい。使い方によっては、ブラックペパーはたっぷり使えるスパイスなんですよ。
本企画も、やりがいを持って取り組むと本当に有意義ですね。多くの人にとって美味しいという保証つきの料理をレシピつきで紹介することで、「作る楽しみ」が芽生える一助になり、その結果として「スパイスの使い方」が変化していくこと、そうしてこれを読んでくれた誰かの役に立てるならばとても嬉しいです。こういった企画にご関心がありましたら、次回もどうぞお楽しみに☆
【第1回】スパイスにオッズをつける
【第2回】セントヘレナのお祝いトマトソース『ブレッドンダンス』
【第3回】サウジアラビアのイードの料理『ムアラク』
【第4回】ワインに合うお手軽フランス家庭料理『ブフミロントン』
【第5回】『ブ???』
【第6回】『ロ??????』
【第7回】『ス???????????』
※本記事は(1)「ハウス食品×レシピブログ」のモニターコラボ広告企画に参加していること、(2)スパイスをモニター提供されたことに基づき執筆するものです。