<2020年度スパイスアンバサダーの活動報告>
6~8月の活動内容として、スパイスリッチな世界の料理という趣旨に基づき、7回連載形式で、3種類のスパイスに対しそれぞれ2通りのスパイスアレンジレシピを掲載しています。
連載第3回は、クミンパウダー大活用、ペルーなど南米のめちゃ旨牛ハツ串焼き『アンティクーチョ』です。
なお、今回のスパイス使用条件には、クミンパウダー、ターメリック、ガラムマサラのいずれかを、4人分を越えない料理に小さじ1を下回らない分量で使うことが含まれます。私はこの定量性ある設定に対し3スパイスのオッズを決め、
スパイス消費スコア
を算出し、【スパイスがたくさん使える!発見レシピ】として6レシピを選出しました。
【スパイスがたくさん使える!発見レシピ*連載第1回】スパイスにオッズをつける
* * *
『アンティクーチョ』は4人分でクミン小さじ2を使います。
よってアンティクーチョの
クミン消費スコア=41
クミンの香りが素晴らしい串焼き料理であることが、クミン消費スコアからも伝わりますね。
レシピは簡単です。
材料(4人分):
- 牛の心臓
- 400 g
- カイエンペッパー(※)
- 小1/2
- パプリカパウダー(※)
- 小2
- クミンパウダー
- 小2
- にんにく
- 2かけ
- 酢
- 大6
- 乾燥オレガノ
- 小1
- 塩
- 小1
- サラダ油
- 大1
※:カイエンペッパーパウダーとパプリカパウダーはアヒパンカ(現地の独特の唐辛子)の代用です。アヒパンカがあればをそれを使います。
作業工程:2 時間 20 分(漬け込む時間を2時間とした場合)
- 牛の心臓を一口大の大きさに切り、にんにくをすりおろし、すべての材料と共によく混ぜる。
- 2時間から半日程度マリネする。
- その間に炭や薪の着火を開始し、熾火(おきび)の状態にしておく。
- 金串または竹串に3~4つずつ肉を刺して、バーベキューのように焼く。
- Enjoy!
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炭火を熾(おこ)して、肉を焼く幸せ。ジュッという音、ふわっと広がる煙。いつものBBQで、南米料理のアンティクーチョを作ってみませんか。もしタレがしたたるような出来映えが好みであればフライパンで焼いて作ってみてください。
* * *
世界はそのスパイスの使い方を持っています。
次回は、ガラムマサラ消費スコア50 の、美味しいスパイスレシピを4人分バッチでお伝えします。
おおー、50かぁ。スパイスから作るバターチキンのスパイス消費スコアが10だものな。50って、すごーい。
本企画も、度重ねて取り組み、やりがいを持って記事にまとめると本当に有意義です。多くの人にとって美味しいという保証つきの料理をレシピつきで紹介することで、「作る楽しみ」が芽生える一助になり、その結果として「スパイスの使い方」が変化していくこと、そうしてこれを読んでくれた誰かの役に立てるならばとても嬉しいです。こういった取り組みにご関心がありましたら、次回もどうぞお楽しみに☆
【第1回】
スパイスにオッズをつける
【第2回】
中東の魚炊き込みご飯『サヤディヤ』
【第3回】
南米のめちゃ旨牛ハツ串焼き『アンティクーチョ』
【第4回】
カシミールのじゃがいも蒸し煮カレー『ダムアル』
【第5回】
中東イランのスパイス使いにはまる『ホレシュマスト』
【第6回】
玉ねぎ2度入れカレーの心酔の美味『チキンドピアザ』
【第7回】
南アフリカ共和国、多民族の虹の味『ボボティー』
※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。