スパイスアンバサダーとして活動しています。いよいよ冬の季節となり、「スパイスを使っていつものお鍋が世界へアレンジ!」というコンセプトの魅力を発信中。全9回の連載にて紹介しています。
「いつもの日本の鍋料理からアレンジを。」そして「美味しい料理は世界中にあるのだからじゃんじゃん取り入れて楽しんでいけたらいい。」と、私自身もそういう楽しいことを考えて、スパイスを使う世界の本場の鍋料理を作ってみたいと思いました。食材はすべて日本で調達しながら外国風にアレンジができる料理です。食卓の楽しさの幅が広がります!
【第7回】ナイジェリア料理「ペッパースープ」
レシピは簡単です。

材料(8人分):
- 牛すじ肉(※1)
- 300 g
- 鶏手羽元(※1)
- 700 g
- 水
- 3 L
- 玉ねぎ
- 1/2個
- にんにく
- 1かけ
- 生姜
- にんにくと同体積
- トマト
- 1/2個
- 干しエビ(※2)
- 大1
- ピマン(※3)
- 2個
- マギーコンソメ(※4)
- 1 cm角を1個
- 塩
- 小1/2
- ナツメグ
- 小1/2
- オールスパイス
- 小1/2
- こしょう
- 小1
- 春菊の葉(※5)
- 2枚
- 生ミント(※5)
- 2枝
※1:肉類の種類は問いませんが、上品な肉だけにすると深い味が出ないので、ここでは牛すじ肉と骨付きの鶏肉を使っています。
※2:干しエビは現地のクレイフィッシュの風味をつけるための代用です。海鮮ダシ顆粒を使ってもよいです。
※3:ピマンはシネンセ種の現地の唐辛子です(写真の黄色いもの)。ない場合は省いたり、ハバネロ系の唐辛子やタバスコ少々で代用します。
※4:マギーコンソメがない場合は、そのほかのコンソメや、鶏がらスープの素で代用できます。
※5:春菊の葉は、現地のutaziの葉など、ほのかに苦みを与える葉の代用です。生ミントの葉は清涼感ある香りを与える葉の代用です。なければ他の物でも、省いてもよいです。
作業工程:3 時間
- 大きな鍋に牛すじ肉、鶏手羽元、水を入れ、フタをややずらして乗せて強火にかけて沸騰させ、弱火にして2時間煮る。
- 肉が柔らかくなり、水の量が2/3程度に減ったら、玉ねぎ、にんにく、生姜、トマト、干しエビを粗く刻み、ハンドブレンダー(またはミキサー)にかけ、鍋に入れる。水少々で洗い込む。
- マギーコンソメ、塩、ナツメグパウダー、オールスパイスパウダー、こしょう、春菊、生ミントを入れ、再度沸騰させ、弱火にして1時間煮る。
- 水の量が最初の半分程度になったら味見をして、塩加減や辛さ加減などを好みに調える。
- Enjoy!
美味しーー!♡♡♡
まず、大前提として、アフリカ料理は美味しい。
西アフリカや中央部アフリカはピリっとしたスパイシーな料理が結構多くて、料理の風味が良いものがあります。これは油をあまり使わないスープで、魚や鶏肉や、ときにヤギ肉を使って作られます。シンプルそうだけども、アフリカ料理は意外と複雑に材料を使っていて、ときどきの異国の料理への挑戦にと思い、私も作ってみました。
アフリカ料理ゆえに日本で手に入らない材料が多いところ、それでもなかなかに工夫をして現地の味に近いものができました。めちゃくちゃ美味しいですよ、これ。だから、折角作るのでたっぷりまとめて作りましょう♪ お肉1 kgを使うたっぷりのレシピなので、大鍋で作って楽しんでいただけます。
* * *
コンセプトは「いつもの日本の鍋料理からアレンジを」。
だって、「レパートリーがあるって大事ですよね」。
だから今回のスパイス料理テーマも前向きにたくさん取り組んで、真に美味しい世界の料理を発信したいと思います。
次回もまた見に来てください♪

鍋料理の定義

南アフリカ共和国料理「ポイキーコース」

中国回族料理「丸子汤」(ワンズタン)

シンガポール料理「肉骨茶」(バクテー)

ポルトガル料理「アルカトラ」

ニカラグア料理「ソパマリネラ」

ナイジェリア料理「ペッパースープ」

中国料理【シメの】「テントゥク」

日本料理【おまけの】「しし鍋」
※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。