゚・*美味しさは、香りで作る。*・゚【スパイスアンバサダー2023】
使用スパイス:ターメリック、コリアンダー、カイエンペパー
スパイスアンバサダー2023
「スパイスアンバサダー2023」活動中です♪ 7~9月の活動テーマとして、「日本の味とスパイスの和」に取り組む運びとなりました。どうぞよろしくお願い致します。
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コンセプト
夏はカレーが美味しいですよね!
ところでカレーうどんの発明と定着ってすごいことだと思うんです。本格的日本料理であるうどんに、英国が持ち込んだインド由来のスパイスを合わせる。
スパイス料理を広める活動をしてきて常々思うのは、和食の食卓に乗る味でないと地域の主婦たちの日常には浸透しないこと。でも、多様なスパイスの普及により普通の人でも本格的インド味のカレーを作って楽しめるような時代になりました。そういう時代なので、カレーうどんの逆張りで、
本格的インド料理に和のだしを合わせる
という手法は新しい時代のレシピの開拓になりますね。インドの家庭料理の多くは簡単な料理なので、そこに、我々が美味しいと感じざるを得ない和のだしの美味しさを足し、新しい美食を作ってみよう。
だからコンセプトは、
本格インド味で「わ」!みんなが喜ぶ夏の和カレー
としました。
条件設定
では「本格インド味で「わ」!みんなが喜ぶ夏の和カレー」というコンセプトに沿って4種類の新規料理を作ります。スパイス提供会社の指定スパイスから、本格インド味のためのスパイスを4種選定。インド料理は酸味も使うのでレモンペーストを含めて選びました。
<コリアンダーパウダー、クミンパウダー、ガラムマサラ、レモンペースト>
今は夏で、スーパー購入でも家庭菜園でも夏野菜は主婦の方々に人気が高いので、作る4品はすべて夏野菜の料理としました。
<ゴーヤ、トマト、なす、オクラ>
その背景には日本料理の伝統も考慮しています。中世より仏教の戒律が敷かれた我が国では陸の動物を殺生せず、魚からだしを取って野菜を食べるという食文化が根付いてきました。だから基本的にかつおだしに合うのは野菜です。そして嬉しいことにインド料理の基本は野菜料理です(∵理由:インドは人口の4割が菜食主義者)。
あと条件としては簡単調理であること。簡単の反対語は難しいなので、発酵の加減や火の通し加減や包丁での切り方や成形が難しいといった要素がない料理を作りましょう。
安定して和のだしの味をレシピ化するため市販のめんつゆを使用。ヤマキ社の2倍濃縮タイプを選んだ理由は、近所のドラッグストアでも置いてある末端普及レベルの高さ。国民的な商品を使うのが吉◎
和カレー4品の盛り合わせイメージ
インドでは数種類のカレーをターリやミールスの名称でこんなふうに盛り合わせてくれます。ごはんなどの主食と、生野菜と、割と高い確率でヨーグルトやバターミルクなど乳製品がついてきます。自宅のプレートならわざわざロティ(チャパティ)やパパルなどの米でない主食は作らなくてもいいかなと。
それでは今回から4回にわたって1つずつ和カレーのレシピを掲載します。
* * *
【第1回】和バルバル
この写真の右上です。
「和」っぽい器に盛りつけてみました♪
これはインドのタミルナード州で楽しかった味。現地タミル語での料理名は「பாவக்காய் வறுவல்」(パーガッカイバルバル)。パーガッカイ=ゴーヤ、バルバル=じっくり深く炒める、というスパイスカレーの1つです。
ゴーヤ&コリアンダーパウダー&めんつゆ味♪
材料(6人分):
- ゴーヤ(※1)
- 2本
- にんにく
- 6~8かけ
- 玉ねぎ
- 1/2個
- パクチーの葉
- 刻んで大3
- サラダ油
- 大4
- カレーリーフ(※2)
- 15枚
- 砂糖(※3)
- 小1
- ターメリック
- 小2/3
- コリアンダーパウダー
- 小2
- カイエンペパー
- 小1/2
- 塩
- 小2/3
- めんつゆ(2倍希釈)
- 小1.5
※1:ゴーヤは細めのものを選ぶと仕上がりがきれいです。
※2:カレーリーフは生の葉を冷凍したものを使用しています。現地の料理のフレーバーが出るので推奨しますが、ない場合は省きます。
※3:砂糖は現地のジャガリー(ヤシ砂糖)の代用です。
作業工程:45 分
- ゴーヤは両端を切り落としてから、種とワタをつけたまま6 mm幅の輪切りにする。
- にんにくは薄切りにしてから千切りまたはみじん切りにし、玉ねぎは薄切りにしてから長さ1~2 cmくらいに切り、パクチーの葉はみじん切りにしておく。
- フライパンにサラダ油を入れて強火で熱し、カレーリーフを入れて揚げるように加熱し、ゴーヤと砂糖を入れ、油が少しでも多くのゴーヤにゆきわたるように急いで炒める。
- にんにくを加えて炒める。
- 弱火にし、玉ねぎを加えて全体を混ぜ、フタをしてゴーヤを数分間蒸す。時々ゴーヤの上下を返してフライパンの底が焦げないようにする。
- ゴーヤを蒸している間にターメリックパウダー、コリアンダーパウダー、カイエンペパーパウダー、塩を1つの容器に入れてスパイスミックスにしておく。
- ゴーヤの生っぽさがなくなったら中火にし、スパイスミックスをまんべんなくふりかけて炒める。
- ゴーヤの表面に焼き色がついたら、パクチーのみじん切りを入れて混ぜ、めんつゆを大さじ2~3杯の水(分量外)で薄めて体積を増してからフライパンのフチ全周からぐるっと流し入れ、水分が飛ぶように全体を混ぜてできあがり。
- Enjoy!
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わ!美味しいー♡
和の味がするので和っぽい器に盛ればいつもの食卓に合う♪
現地風のターリ/ミールス形式も楽しい♪
今回のレシピの一口めの感動はすごかった。受けた感動がすごかった。ゴーヤだけならベジ(菜食)なのにめんつゆというノンベジがちょっと入って旨味が超UP。にんにくやスパイスとともにじっくりじっくり炒めることで素材とスパイスの味も非常~~によくまとまっています。これは相当に美味です。
なおだしの香りが壊れないようめんつゆは最後に加えています(常識)。だからめんつゆを入れる&入れないで、本格インドと和カレーの両方の味を楽しむこともできるのが工夫ポイントです。
* * *
コンセプトは、「本格インド味で「わ」!みんなが喜ぶ夏の和カレー」。
「わ」から連想できるものはたくさんあります。
わー!いい香り!
わお!すごい美味しい!
本格的インド料理なのに和の味がする!
インドと日本の融和!調和!
国を越えて地球が繋がる料理の輪!
そして、
インドのスパイス+日本のだし=(←わ)美味しい新レシピ!
今回の取組みでは、インド料理のスキルも上がり、美味しい新レシピも増え、やってよかったと心底思っています。では次回もどうぞお楽しみに。
【第1回、和バルバル】
ゴーヤ&コリアンダーパウダー&めんつゆ
タミルナード州「パーガッカイバルバル」
【第2回、和***】
トマト&***&めんつゆ
ケララ州「***」
【第3回、和***】
なす&***&めんつゆ
アンダマン諸島「***」
【第4回、和***】
オクラ&***&めんつゆ
ウッタラカンド州「***」
※本記事は(1)「ハウス食品×フーディストパーク」」のモニターコラボ広告企画に参加していること、(2)スパイスをモニター受領したことに基づき執筆するものです。