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宫保鸡丁(ゴンバオチーディン)は有名な中国料理です。もちろん台湾でも香港でもこの料理は有名ですし、作りやすいので定着しています。
美味しいんですよ~。中国醤油と中国黒酢を使って作りました。唐辛子と生姜とにんにくのフレーバーで、鶏肉とピーナッツが次から次へと進んでいく、とても美味しい料理です。「世界のチャイニーズ」を代表するメニューの1つで、冷凍食品として海外英語圏の国などでも販売されています。
中国簡体字で「宫保鸡丁」
中国繁体字や広東語で「宮保雞丁」
今日はこの読み方について調べました。調べるうちに英語表記が異なることも知ったので、このページにまとめます。
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1)中国簡体字の表記、ピンイン、発音
表記は「宫保鸡丁」。
ピンイン(中国語の読み方記号)は「gōng bǎo jī dīng」。
発音は私が中国山東省で現地発音を耳にしたときのメモで「ゴ(コ)ンバオチーディン」です。
これは台湾の人の動画です。
表記は「宮保雞丁」。
発音はこの動画の0:05で「ゴンバオチーディン」。
3)香港の表記、ピンイン、発音(≫こちら)
これは「蘋果日報」(日本語でヒンカ日報)という香港を代表する広東語新聞のウェブサイトです。
表記は「宮保雞丁」
ピンインは「gung1 bou2 gai1 ding」。
発音はこの動画の0:34で「グンボーカイディン」。
ここで、「鸡」や「雞」は中国語で「チー」。
「雞」は広東語で「カイ」。
今回の料理名もこの原則に合っていました。
4)海外の表記
この写真は海外で冷凍食品として販売されている既製品パッケージです。
「Kung Pao Chicken」(クンパオチキン)と表記されていることに気づきました。
(検索用語にKungを使用していないにもかかわらず、です。)
辞書サイト(≫こちら)
もはや英語では「Kung Pao Chicken」(クンパオチキン)で定着しているようです。
確かに「クンパオ」に聞こえる発音もあります(≫こちら)。
この動画の0:20では「クンパオチーディン」にも聞こえます。
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<結論>
1)中国簡体語
・宫保鸡丁/ゴンバオチーディン(またはコンバオチーディンやクンパオチーディン)
(※ただしこれらは皆同じ発音をしているのだと思う。)
2)中国繁体語
・宮保雞丁/ゴンバオチーディン
3)広東語
・宮保雞丁/グンボーカイディン
4)英語
・Kung Pao Chicken/クンパオチキン
当サイトの使用方針:
・中国料理---1と2(主に1)
・台湾料理---2
・香港料理及びマカオ料理---3
を使用し、それぞれのレシピページの下部に参考情報として英語表記を付記することにする。
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宫保鸡丁(ゴンバオチーディン)ってどんな料理?
美味しいんですよ~。
鶏肉とカシューナッツあるいは鶏肉とピーナッツ。ナッツはカラっと、鶏肉は片栗粉の衣をうっすらつけるからしっとり柔らかく、にんにくと生姜と唐辛子という典型的な中国料理のフレーバーで、なおかつ酢が入っていて、こってりした味のナッツとさっぱりした酢が味わいピッタンコ! 美味しいし、作るのはとても簡単なので、是非作ってみてください♪