【世界20か国朝食!スパイスで地球を感じる・連載第4回スープ編】ケニア料理ビーフスープ

2021/04/20

『スパイスアンバサダー2021』
2021年4月から1年間の活動が始まりました。どうぞよろしくお願いします。さて、4~6月は「スパイスを使う世界の朝食」という、私にピッタリなテーマで、ものすごくテンションがあがります♪♪

世界の朝ごはん

わああ、世界って素敵!

<世界のスパイス朝ごはんの選別コンセプト>
20回連載で、世界のスパイス朝ごはんとそのレシピを紹介します。選ぶコンセプトは以下の通りです。

  1. 家庭の朝食と旅人が得る朝食は違う。正直、旅人基点でないと日本人は世界の料理に出会いにくい。だから基本コンセプトは「旅して出会う世界の朝食」とした。例えば「キューバ旅行気分♪」のように旅人視点を重視した。
  2. 主催者選定スパイス17種類のうち最低1つを使用する。
  3. 世界246か国を俯瞰してその国にどんなスパイス料理(選定17種類内)があるかを検証し、私がその国でその料理を実食した本物の料理を重視する
  4. 本物重視。スパイスを使った我流アレンジ料理にはしない。スパイスを使うその国の食とする。
  5. その料理がその国で朝食になりうるか、そしてそれはその国の国民食かどうかを検証済みとする。国民食の要件は、traditional、common、あるいはpopular。
  6. スープ編、おかず編、主食編、ドリンク編と、配膳別に各5回ずつ紹介。なお液状のディップ類は主食を食べるためのものならおかずに、汁を飲むならスープに編入。また肉類であっても主食と合体していてそれ一品で食事が完結するなら主食に編入した(例:肉まん)。
  7. 各配膳内(5回内)ではメインスパイスは重複しない
  8. 全体を通して(20回内)国は重複しない

・・・とまあ、壮大な三元三次方程式並みの検証を経て(ここに最も時間がかかったけれど楽しかった)、20レシピを選定しました。

世界の料理って本当に素敵です。

美味しさに香りを乗せて、楽しい時間を一緒に過ごしませんか。
日常に入り込んだワクワクの時間。
嬉しいのは、味も見た目も楽しむ時間。
簡単、美味しい、幸せ。

特別な時間を贈ります。

* * *

連載第4回はスープ編(4)・ケニア料理の「ビーフスープ」です。
アフリカの渡航難関国群へ行きたくて、情報収集やビザ取りの拠点としてケニアの首都のナイロビに比較的長期滞在していました。危ないと言われる街です。農耕だけでなく牧畜も盛んなケニアでは、朝から家畜が屠殺され、ローカルな食堂の各所で朝早くから調理されています。ナイロビで地元民でにぎわうお店では、朝からこんなにドーンとお肉が入ったクリアなスープを提供していました。「郷に入っては郷に従え」、私もドーンとこういう料理を食べていたものです。

ビーフスープ

レシピは簡単です。

heart『ケニアサバンナをゆく♪ ビーフスープ♪』
材料(2~4人分):

トマト
1/2個
玉ねぎ
1/2個
骨付き牛肉(※1)
500 g
1 L
小1.5
こしょう
小1/4
クローブ
2粒
カルダモン
1さや

※1:骨付きの牛肉は滅多に出回っていないので、肉屋や牧場に相談して入手します。なければ骨なしの牛塊肉を使います。

作業工程:1 日

  1. トマトと玉ねぎを粗みじん切りにして鍋に入れ、残りの材料を全部鍋に入れる。
  2. フタをしてじっくり煮ては火を止めて放冷し、これを丸1日がかりで数回繰り返す。水が減ったら適宜足してよい。
  3. 玉ねぎとトマトが煮溶けたら、味見をして塩加減などを好みに調えて出来上がり。
  4. Enjoy!
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ビーフスープ

自宅で作る機会がやってきて、いざ作ってみて感激!!じっくりとお肉と骨から旨味を引き出した結果、こんなにお肉が自然と骨離れしていました。これ、美味しくて、心に新しい感動が芽生えますよ。朝からドーンとケニア気分。

私が好きな言葉は、
「料理の向こうに地球が見える」

こんな料理を、ケニアの風景に重ね、自宅でもケニア旅行気分を感じられたらこんなに嬉しいことはない・・・。

ケニア

なぜならば -すみなしものは心なりけり- だから・・・。

私たちは、外国にいなくても、外国の文化や風土を自宅に取り入れることができる。料理と食卓ならそれが最も簡単で確実です。

美味しさに香りを乗せて、楽しい時間を一緒に過ごしませんか。
日常に入り込んだワクワクの時間。
嬉しいのは、味も見た目も楽しむ時間。
簡単、美味しい、幸せ。

・・・これからも、そんな想いが詰まったレシピを厳選し、世界20か国のスパイス朝食を綴っていきます。どうぞ次回もご期待ください。よろしくお願いします。

世界の朝ごはん

<世界20か国のスパイス朝食・目次一覧>
メルジメッキチョルバス【第1回スープ編(1)】
~西アジア・トルコ料理、メルジメッキチョルバス


ハルチョ【第2回スープ編(2)】
~コーカサス・ジョージア料理、ハルチョ


サルーナ【第3回スープ編(3)】
~西アジア・アラブ首長国連邦料理、サルーナ


ビーフスープ【第4回スープ編(4)】
~東アフリカ・ケニア料理、ビーフスープ


***【第5回スープ編(5)】
~西欧・フランス料理、***


***【第6回おかず編(1)】
~西アジア・シリア料理、***


***【第7回おかず編(2)】
~西アジア・イラン料理、***


***【第8回おかず編(3)】
~カリブ海・ハイチ料理、***


***【第9回おかず編(4)】
~東北アフリカ・ソマリア料理、***


***【第10回おかず編(5)】
~東南アジア・カンボジア料理、***


***【第11回主食編(1)】
~インド洋アフリカ・マダガスカル料理、***


***【第12回主食編(2)】
~南アジア・インド料理、***


***【第13回主食編(3)】
~カリブ海・プエルトリコ料理、***


***【第14回主食編(4)】
~東アジア・中国料理、***


***【第15回主食編(5)】
~東南アジア・ベトナム料理、***


***【第16回ドリンク編(1)】
~西アジア・イラク料理、***


***【第17回ドリンク編(2)】
~西アジア・アフガニスタン料理、***


***【第18回ドリンク編(3)】
~南米・ペルー料理、***


***【第19回ドリンク編(4)】
~西アフリカ・セネガル料理、***


***【第20回ドリンク編(5)】
~カリブ海・アンディグアバーブーダ料理、***


世界の朝ごはん

スパイスで世界の朝ごはん料理レシピ

※本記事は(1)「ハウス食品×レシピブログ」のモニターコラボ広告企画に参加していること、(2)スパイスをモニター提供されたことに基づき執筆するものです。



* * *

本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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