塩が変わると味覚で異国を旅できる

2023/09/28

岩塩

インドやパキスタンのあたりでも、中米でも出会った、かすかな硫黄風味の塩。このかすかな硫黄風味をもたらすのが、ピンク色の塩です。

もう去年か一昨年の話ですが、日本国内を旅していたら、道の駅にヒマラヤソルトが売られていて、旅行支援クーポンを使い切る必要もあったのでためらいなくこの塩を買いました。

岩塩

この塩はいいですね!!
ピンク色に可愛いブラックまじりでインテリアにも良し◎

日本の塩はほぼ海の塩。だから陸で採れる岩塩は、和食に使うと違和感を与えちゃうかもしれない。

インドやパキスタンや、それから中米なんかでも出会った記憶があるこの硫黄風味の岩塩。一番手っ取り早く楽しむのは焼肉です。

ドリンクにも使えます。こうしてシカンジ(レモンウォーター)のような夏の疲労回復ドリンクを自宅で作るときも、少しだけヒマラヤソルトを加えて、まるで現地を思い出すような、かすかな硫黄風味を加えます。

岩塩

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もしこの硫黄風味が本当に硫黄(化学記号S)だったら、これは豆類から摂取してしまう青酸成分(CN)と反応して無毒のチオシアン酸(SCN)になります。

S + CN → SCN

体内にはこの反応を触媒する酵素であるロダナーゼがあるので、豆類などを食べる人にとっては硫黄を若干摂取することは毒性軽減に役に立ちますね。

とまあ、健康を守る要素も併せもつであろう、そして料理や飲み物の風味づけにはなかなか使えるヒマラヤソルトなのでした。

岩塩



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