かぼちゃの花は天ぷらの詰め物にぴったりです。
下の写真はイタリア料理の1つ、「フィオリディズッカリピエニ」(Fiori di zucca ripieni)。
黄色がきれいな天ぷらの中からとろけるチーズがとろーん!
もしあなたがとろけるチーズLOVERなら、必ずや気に入っていただける料理と思います。
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去年、知り合いにかぼちゃをもらいました。そのこぼれ種が発芽したようで、今菜園にはかぼちゃの葉が生い茂っています。でもかぼちゃは実以外にも茎も葉も花も食べられる植物です。
夏、朝菜園に行くと、かぼちゃの花がたくさん咲いています。
雌花はかぼちゃが生るので残しておき、雄花を収穫します。
☆ポイントは、1)風がない(あるいは弱い)日に採る(風が強い日は砂が舞って花に入っています)。2)なるべく朝の早い時間に採る(昼にはしぼむのと、時間が経つほど虫の出入り回数が多くなっているので)。3)破れていないものを採る。
そして、しべ(雄しべ)をキッチンハサミで切り落として、中にチーズ(ピザ用チーズが便利)を入れて、天ぷら粉を水で溶いて衣を作り、衣で花の口を閉じ、外側に衣をつけ、160℃くらいの温度でサクっと天ぷらを作ります。
わーい♡ サックサクに揚がったー♡
ちなみにメモですが、花が1個あたり3~5 g(4個で17 g)、チーズは花が小さいと9 g、花が大きくてそれほど詰め込まない場合15 gくらい入ります。頑張ればもっと入りそうですけれど、揚げているときにチーズがはみ出しては嫌なので、ほどよく詰めた量です。
かぼちゃの花の黄色がきれい。実は緑色の付け根あたりが美味しい。
そしてそして!!
冷めないうちに食べれば、切ったときにチーズがとろーんと♪
これは美味しいですよー♪♪♪
花の香りがほとんどしない。言い換えればフローラルな香りがどことなくうっすらと漂うチーズの天ぷらです。だから、美味しく感じます。
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かぼちゃの花を収穫するのが早朝なので、これはいつも朝食か昼食のおかずです。
とても美味しいのと、てんぷら粉を使うことで作るのがとても簡単です。自宅に畑があるなどでかぼちゃの花が手に入れば、是非チーズを詰めて天ぷらを作ってみてください。れっきとしたイタリア料理ですし、おすすめします。