【スパイスを使う世界の行事料理・欧州編第5回】ポルトガル料理、カルネデビーニャダロシュ

2021/12/25

゚・*美味しさは、香りで作る。*・゚【スパイスアンバサダー2021】

スパイスアンバサダーレシピ
使用スパイス:ベイリーフ、クローブ、こしょう、タイム、パプリカ
ベイリーフクローブこしょうタイムパプリカ

 <スパイスアンバサダー2021> 
スパイスアンバサダーの12月の活動テーマは、「食卓で旅気分!楽しさ広がる、世界のパーティーメニュー欧州編」です♪ 欧州すべての国を実際に旅した私は、このテーマを楽しんで取り組みたいと思います。

そしてテーマにぴったりだと思ったのは、料理から世界の風習と文化を学べる

heart世界の行事料理heart

です。新年や独立記念日や祝事など、その国の尊重すべき文化を代表する料理は素敵です。全5回の連載で「スパイスを使う世界の行事料理~欧州編」を掲載したいと思いました。

* * *

 <スパイスを使う世界の行事料理の選別コンセプト> 

世界の行事料理

スパイスを使った世界の行事料理とそのレシピを紹介します。5か国を選ぶコンセプトは以下の通りです。

  1. 欧州52か国を俯瞰してその国にどんな料理があるかを検証し、私がその国でその料理を実食した本物の料理を重視する
  2. パーティー料理をより正式化し、人の集まりを正式に伴う行事料理とした
  3. 課題が「スパイスを使った料理」なので、飲み物やデザートを作らない。食事の料理を作る
  4. 欧州を均等に5分割したいので、東欧中欧北欧バルト西欧南欧とし、それぞれから1料理ずつ選定する。よって全体を通して(5回内)国は重複しない
  5. 本物重視。スパイスを使った我流アレンジ料理にはしない。スパイスを使うその国の食とする。
  6. 主催者選定スパイス20種類のうち最低1つを使用する。そのメインスパイスは5回連載で重複せず、5回連載で主催者選定スパイスを5種類以上使うことになる。

・・・と、このような壮大な検証を経て(ここに最も時間がかかったけれど楽しかった)、5レシピを選定しました。

世界の料理って本当に素敵です。

なぜなら料理は文化の縮図です。

しかも日本人が日本で外国の正当な伝統料理を味わうことで、日本料理にはない新しいアイディアが加わり、食の幅が広がり、暮らしの楽しみが広がります。それを伝えることを私の楽しみとして、5回連載で、スパイスを使う世界の行事料理を紹介します。

* * *

 【第5回】南欧編、ポルトガル料理「カルネデビーニャダロシュ」 

世界の行事料理を作るにあたり、やはり、クリスマスの料理を作りたいと思いました。最近(と言ってもコロナパンデミックの始まりの頃ですが)訪問したマデイラ島の食文化には大変魅了され、マデイラのクリスマス料理を作ることにしました。「カルネデビーニャダロシュ」はインドの酢入りカレー「ポークビンダルー」の原型として有名な料理です。

カルネデビーニャダロシュ

heart『500年の歴史を感じる、カルネデビーニャダロシュ♪』
材料(4人分):

にんにく
5かけ
豚かたまり肉
500 g
白ワイン
200 mL
ベイリーフ
10枚
90 mL
クローブホール
3粒
小1
こしょう
小1/3
ドライタイム
小1/2
鷹の爪
1本
パプリカパウダー
小1
サラダ油A
大2
じゃがいも
4個
薄力粉
小1
サラダ油B
大3
パン
150 g(※1)
バター
大2
イタリアンパセリ
刻んで大1

※1:パンは盛り付ける容器のフチを一周するくらいの量を用意します。写真は6切れで150 gです。

作業工程:1 時間(肉をマリネする時間を除く)

  1. <2日前>にんにくを細かいみじん切りにし、豚肉を3~4 cm角に切る。
  2. お肉を漬け込む容器(金属製は避ける)に、にんにく、白ワイン、ベイリーフ、酢、クローブ、塩、こしょう、ドライタイム、鷹の爪、パプリカパウダーを入れて混ぜる。
  3. 肉を入れ、全体をまんべんなく混ぜて絡め、フタをして冷蔵庫で2晩マリネする(1日2回くらい中身を混ぜる)。
  4. <当日>鍋に肉をマリネ汁ごと入れ、サラダ油A(大さじ2杯)を入れて中火で煮て、水分を減らしていく。
  5. じゃがいもの皮をむき、薄力粉をまぶし、フライパンに入れ、サラダ油B(大さじ3杯)を入れて中火で熱し、ときどきゆすったり焼く面を変えたりしながらローストポテトを作る。
  6. 肉の煮汁が減ってきたら味見をし、十分に味が濃厚になったら火を止め、煮汁を浅い器に取り出す。
  7. 盛り付ける容器のフチを一周するくらいのパンを用意し(写真は6切れで150 g)、それぞれに煮汁をさっと吸わせる。
  8. フライパンにバターを入れて中火で熱し、バターをまんべんなく広げたら、なるべくそれぞれのパンにバターが均等につくように気をつけながら、パンを焼く。
  9. パンに良い焦げ色がついたら器のフチを一周するように盛り付け、ローストポテトと肉を混ぜてから盛り付け、仕上げにイタリアンパセリのみじん切りを散らして出来上がり。
  10. Enjoy!
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カルネデビーニャダロシュ

ポルトガルの大西洋の離島のマデイラ島は、欧州各地から観光客を集める魅力的な島です。私もマデイラ島を訪れたとき、カーボベルデやカナリア諸島と違う大発展ぶりに大変驚きました。ワインの生産地で、美味しいワインが数多くあり、そしてワインを使う料理もたくさんあります。「カルネデビーニャダロシュ」は「お肉・ワイン・にんにく」という料理名の通り、お肉を美味しくマリネして、美味しくなった漬け汁ごと調理する料理です。酢を利かせて漬け込んだお肉を漬け汁ごと煮てしまうことに、味は大丈夫かな?と不安になりましたが、途中でその漬け汁をパンにしみこませて、そのパンを仕上げに焼いて添え、そして食べた人は「パンが美味い」と非常に感激してくれました。「マリネして、煮るだけ」なので、作るのも簡単です。お肉ににんにく風味が利いて、柔らかくて、とても気に入りました。現地ではクリスマスの定番料理でもあります。

「その国の行事料理を、作ってみませんか」

スパイスアンバサダーの12月の活動テーマとして、「食卓で旅気分!楽しさ広がる、世界のパーティーメニュー欧州編」に取り組んで参りました。欧州の料理は、日本から遠かったりアジアの料理の要素と違ったりで、私自身少し苦手意識があります。欧州を旅しても、ホテルに泊まってレストランに入る程度では、人々の暮らしがあまり見えてきにくいからかもしれません。しかしこうして活動テーマを頂き、自分も思い入れを込めて取り組むことで、私自身も旅を思い出し、旅する気分で料理を楽しむことができ、そして欧州各国の文化の学びにもなりました。

世界の料理は素敵です。
だから、これからも、家族と自分の健康と幸せの源として、世界の料理をまんべんなく美味しく作り、そのレシピをサイトに公開していく努力を続けようと思います。

スパイスアンバサダーの企画は、普段私が取り組まない複雑な海外レシピの探求意欲をも与えてくれます。本企画を主催されたレシピブログとハウス食品(株)に、心より感謝申し上げます。

世界の行事料理

世界のパーティーレシピ

※本記事は(1)「ハウス食品×レシピブログ」のモニターコラボ広告企画に参加していること、(2)スパイスをモニター提供されたことに基づき執筆するものです。

【レシピブログの「楽しさ広がる、世界のパーティーメニュー」レシピモニター参加中】



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本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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