今日の記事タイトルは、インドで見て欲しくなった、生地をのばす大理石の板です。
ところで「インド」と言ってその形状を詳細に思い出せる人ってなかなかいないんじゃないかな。私もそうです。そこで今日は、
「しゃーない、地図、自分で描いてみよう♪」。
と、一念発起。「インドが苦手」といつまでも逃げていてもダメだしね。
インドの形もよく分からないからこそ地図を自分で描いて、インドの地理を身に着けようと思いました。国境線のみならず、インドの理解を深めるために州境線もカシミールの管理ラインも書きました。
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インドの地図です。この逆三角形が印象的で一見覚えやすいですね。
しかしインドは逆三角形ではありません。東部、バングラデシュを乗り越えて、細くつながって、インド東北7州がその東に連結しています。
インド東北7州の主要中心都市は、アッサム州のグワハティです。
インド東北7州はなかなか旅行者を受け入れない地域でしたが、旅行者に開放されつつある中、インド東北7州で唯一最後まで許可書を取らねば入れないのがアルナチャルプラデシュ州です。
下図ピンクがアルナチャルプラデシュ州。ネパール、ブータンと並んでいることから分かるように、ヒマラヤ山脈の南麓です。インドビザを持っていても立ち入れない地域。中心都市はイタナガル。
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イタナガルはこんな街でした。
ここでね、いいのを見たんです!!
下の写真はインドのよくある朝ごはん、「プリサブジ」。
プリはぷっくりした風船のような揚げパンです。こうやってシンプルカレーソース -サブジと呼ぶ- をつけて食べます。料金はプリにかかるので、「サブジっ!」って言うとカレーは無料でおかわりできます♪
わあ♡ マーブル(大理石)の石だ~。
小さな食堂では調理も見学できるから、ワクワクしますね!! 今プリの生地を延ばしていますが、いいなぁ、大理石の板がとてもいい! 大理石の上で生地を延ばすと打ち粉も要らないのが良いです。
きれい。なめらか、くっつかず、べとつかず。
打ち粉不要で、そのまま揚げる。
いいなあ。打ち粉が要らないと揚げ油が傷みにくくていいんだよね。私もやってみたいな、これ。
・・・というわけで、私は、このイタナガルの小さな食堂で心を動かされました。小麦粉の生地を延ばすための大理石の板がすっごく欲しくなったのです。
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帰国し、帰宅したら、思い出しましたよ。フフフ、家に使っていない大理石の板がありましたよ。
花瓶敷きだと思います(多分)。大理石だと思います(多分)。でもうちでは使っていなかったので、料理用に転用しましょう。
フッフッフ。やっぱりいい!これ!
なめらかで、すべらかで、完璧! パーフェクト!
この写真ではサモサの皮を延ばしています。打ち粉なしでここまでできると、世界が変わります。餃子やペリメニの皮を延ばすときももちろん使えるので、使用頻度は結構あります。
タイトルの、「インドで見て欲しくなった、生地を延ばす大理石の板」が、実際に我が家にも登場しました。大感激です。旅に出なかったら暮らしが良くなるきっかけすら得られなかったと思うから、旅は素敵です。
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イタナガル。
アルナチャルプラデシュ。
インドの秘境と言える場所。
もはや、ここに来ただけでもすごいことなのに・・・。
さあ今から、アルナチャルプラデシュを内部へ入っていきましょう。
いいねー。
ジロ、ボンディラ、タワン!!!
夢の旅は、まだ続くのでした。