今日の記事は、ときどきちょっと頑張ってカレーのプレートを楽しむという、美味しい提案です♪
それは、バナナの葉を使って右手1つでカレーを食べるという、南アジアでよく見る食文化です。バナナの葉がある、あるいはバナナの葉っぱが手に入るのであれば、このような南アジア風のワンプレートはいかがでしょうか。
これは我が家のバナナの木。
実はバショウの木である可能性が高いのですが(苦笑)、それであっても、バナナの葉を活用するという目的においては同等です。
最近のお昼ごはんです♪
バナナの葉っぱの上にご飯を乗せて、そして2種類のカレーと1種類のサンバルを乗せました。サンバルという言葉は世界でかなり広い地域で使われている言葉であるだけに、国によっては味付けのタレの意味で使うこともあれば、カレーに添えるさっぱりとした和え物サラダを指すこともあります。
この写真は、南アジアのお土産に自分用に買ってきたランチョンマットとコースター(現地の植物の枝で作られたもの)を使ったものです。うちのバナナの木は、冬には枯れ、そして春にまた新しい芽を出すという繰り返しなので、なかなか大木にはなりませんが、夏には大きく葉っぱを広げてくれ、私の「世界の料理を作る楽しみ」を応援してくれています。
今日のおかずは3種類!
カナワイカリ(கணவாய் கறி)(イカカレー)
パーガッカーイカリ(பாகற்காய் கறி)(ゴーヤカレー)
カッタリッカーイサンバル(கத்தரிக்காய் சாம்பார்)(なすのさっぱり和え物)
これらの料理名は、スリランカ北部の言葉であるタミル語(のスリランカ方言)で記載しています。これらは私が先日旅をして、そして学んできた料理たちです。
指でつかんで、指でごはんとカレー、あるいはサンバルを混ぜ混ぜして、味が混ざってから口に入れる。これにより、スプーンで食べるのとは違い、一段と美味しさを増すんです。スリランカ人は「指で混ぜる段階から味わいが始まっている」と言います。
レトルトカレーを使っても美味しいです。ごはん+レトルトカレー1種類にして、あとはこのなすのサンバルだけでも作ってワンプレートにするのもいいなあ。ということでここではなすのサンバルのレシピを掲載します♪
レシピは簡単です(≫詳細はこちら)。
材料(4人分):
- 短いなす
- 6~8本
- サラダ油
- なすを揚げる量
- 紫玉ねぎ
- 中1/2個
- レモン果汁
- 大1.5
- 塩
- 小2/3
作業工程:30 分
- なすのヘタを取り、4~5cm長さに切り、7mm幅の拍子木切りにする。このときできればすべての切り身に皮がつくようにする。
- 鍋やフライパンに油を深さ1cm程度入れ、中火で加熱し、油が熱くなったら、油に入り切る量のなすを入れ、10分程度放置した状態で素揚げにする。
- なすがあめ色に色づき、実から水分がほどよく抜け、身がしまってきたらキッチンペーパーの上に取り出し、油を切る。残ったなすを油に入れ、同様に素揚げする。
- 紫玉ねぎを薄切りにし、ボウルに入れ、レモン果汁と塩を加えてあえる。
- 玉ねぎのボウルになすを入れ、さっと全体を混ぜてあえ、レモン果汁をなすにまぶすようにする。
- なすがしんなりしてきたら、もう一度全体を混ぜるようにあえる。
- 味見をして、塩加減や酸味を好みに調える。
- Enjoy!
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この日も、右手1つで食べました。楽しいですよ。なんたって、指で食べるから美味しいんです。
ごはんを食べるときは、食べるものが美味しく感じられるほうがいいに決まってる。だから、ときどきでいいから、カレーをバナナの葉っぱの上に乗せて食べるといい。スプーンやフォークが流通している現代のインドやスリランカでも、みなさん指でカレーを食べるのは、やはりそれが美味しいからなのだと思います。
-撮影地:チェンナイ(インド)-