我が家の大事な夏野菜がつるむらさきです。スーパーで売っているツルムラサキと形が全然違うんですよね。
このつるむらさきには不思議な歴史があります。最初は、ホームセンターで「ベビーリーフ3種ミックス」の種を買いました。マスタードリーフ、ターツァイの葉、そして、「サラダほうれんそう」が入っていました。やがてサラダほうれんそうが蕾をつけ、花を咲かせ、種が取れ、その種を土に蒔いてみると、ツルを伸ばしてダイヤ型の葉っぱをつけて育ってきたのです。「こんなのほうれんそうじゃない!」と奇妙な様変わりに驚きつつも、その2代目から更に種を取り、次に3代目を育てました。3代目は、今のつるむらさきと同じでした。
おそらく、つるむらさきを何かのベビーリーフと交配させて、「サラダほうれんそう」にしていたのです。しかし種は野生に戻る、いわゆる「先祖がえり」をしたのです。自然って本当にすごいと感動します。
その後も、蒔いて、収穫して、食べて、種を取って。これが何世代も続いて今に至ります。
病気1つせずに、虫にも食われず、雨が降らない日が続いてもいつもみずみずしい♪ 連作障害も感じない。嬉しい夏野菜です♪ 味や食感はほうれんそうに似ているので、ほうれんそうのない夏にはつるむらさきを食べればいい。つるむらさきのない冬にはホウレンソウを食べていけばいいですね。
栽培は簡単です。
冬まで路地に置いておくと種をつけるので、種をパラパラとこぼしておけばいい。暖かくなった時期に自然に発芽します。結構根っこが深く張るので、深く耕したところに植え替えをしてあげ、あとは1本支柱を立てておけば、勝手につるを巻いてぐんぐんと伸びていきます。