ある日我が家の床に1989年発行(1993年にモスクワで購入)の、ソ連と周辺国が載っている地図が拡がっていて、私もしばし眺めていました。国境線の引き方がソ連の主張を含み、あとは、ロシア語ではない地名も当然ロシア語で記述されています。
ロシア語の音は完全には日本の文字には置き換えられないのだけど、ロシア(ソ連)側の文字の置き換えがこうして見られたことで、「ロシア人はこうやって変換するんだ!」と、私もロシア料理を日本語カタカナに置き換えるヒントをいただきました。
北海道-Хоккайдо-①
網走--Абашири-②
旭川--Асахикава-③
稚内--Вакканай-④
これによって学んだこと:
*「кк」は、「っ」(小さいつ)を伴う。(①④)
*「Б、б(ベーの大文字と小文字)」は、網走の「バ」に使う。(②)
*「В、в(ヴェーの大文字と小文字)」は、旭川や稚内の「ワ」に使う。(③④)
Б、б、В、вって、なんか、どれも英語アルファベットのBに見えてしまいますよね(^^;;; もしBに見えてしまうと発音が使い分けられないので問題です。
上記をもとに、「文字がひらいていたら(Б、б)バ、文字が閉じていたら(В、в)ワ」を基準にすることにしました。それはよく英語では前者をB、後者をVをすることと同じです。今後、料理名を片仮名に置き換えるときの参考にしていきます。