ラスエルハヌート

ラスエルハヌート

マグレブ地方というのは北アフリカでリビア西部より西の文化圏を指します。独立国を具体的に挙げると西からモロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビアがマグレブ諸国に含まれます。またモロッコ料理はモロッコ人が多く居住する地域にも根付き、西サハラ、セウタ、メリリャ、南フランス、モナコなどでもこのマグレブ風のミックススパイスが使われています。ラスエルハヌートは「その店の人が作ってくれるとびきりのミックススパイス」のような意味であり、決まった組成が存在しませんが、私は海外で市販されている6製品の組成欄を比較検討した上で、なおかつ自分が現地で見たものに近くなるように組成を決めています。唐辛子があまり入らずこのスパイスはあまり辛くありません。コリアンダーパウダーやジンジャーパウダーの風味は具材を穏やかに引き立てます。タジンに、串焼きに、ローストチキンにと、あると重宝するミックススパイスの1つです。

材料

出来上がり大さじ約3杯分):

コリアンダーパウダー
小1.5
ジンジャーパウダー
小1
シナモンパウダー
小1
ターメリック
小1
乾燥したバラの花びら
砕いて小1
こしょう
小2/3
カルダモンパウダー
小2/3
オールスパイスパウダー
小1/3
クローブパウダー
小1/3
ナツメグパウダー
小1/3
キャラウェイパウダー
小1/3
クミンパウダー
小1/3
サフラン
15本
カイエンペパー
小1/8

調理時間

作り方

  1. 材料をパウダーミルの装置に入れて粉砕する。
  2. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 必須のスパイスはシナモンパウダーです(6製品のすべてに使用されていた共通スパイスはシナモンパウダーだけだった)。
  • バラの花びらは必須ではありませんが、これを加えるミックススパイスは珍しく、加えるとラスエルハヌートらしさの特徴が表れるので推奨します。私は庭の無農薬処理のバラの花びらを摘んで風乾させて冷蔵保存しています。
  • 好みや手持ちの状況でスパイスの組成を変えることができます。ただしラスエルハヌートは基本的に辛いスパイスではないので唐辛子はかすかな風味付け程度にとどめるとよいです。
  • パウダーは持っていないがホールならある、という場合は、ホールスパイスをミルにかければよいです。

Tips about cuisine

  • 「ラスエルハヌート」のモロッコ及びその近隣国でのアラビア語表記は「رأس الحانوت」。またはフランス語アルファベットに転写して「Ras el hanout」。
  • 「رأس」(ラス)には様々な意味があるがこの場合は最高の物のような意味になる。「ال」(エル)は定冠詞で英語のtheに相当する。「حانوت」(ハヌート)は店の意味。よって「رأس الحانوت」(ラスエルハヌート)ないし「Ras el hanout」(ラスエルハヌート)は「その店の人が作ってくれるとびきりのミックススパイス」のような意味になる。
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