世界の料理によく使う「干しタラ」。ポルトガルの遠洋漁業などで有名で、ポルトガル語ではバカリャウと呼びます。カリブ海諸国の料理でもよく使われ、英語圏ではソルトフィッシュと呼ばれます。
しかし、日本で世界の料理をいろいろと作ろうと思うと、その「干しタラ」の入手の壁に当たります。
・・・日本の郷土料理でも干鱈(ひだら)または棒鱈(ぼうだら)と呼ばれる乾燥タラがあるのですが、やっぱり、日本の物価でそれを買おうとすると、ホント高額なんですね(安価なものもあるのかな?見たことない)。しかも日本の乾燥タラは、世界の料理を作るための材料としては品質が違う気がしました。
ということで、日本では世界の料理を作るような干しタラの入手は難しいので、私はスーパーで生タラが安く売っていたら塩をきつくふって脱水して、「簡易干しダラ」を作っています。
きめ細やかなタラの身が、塩をふって脱水することで弾力を増しています。だから、バカリャウを使うような料理には、これを冷凍庫から出して水に浸けて塩抜きして使うと、かなり似たものが作れます。
タラって日持ちが悪いからか、鮮魚コーナーで頻繁に値引きシールが貼られます。そういうのを見つけたときは、いつでもバカリャウ作りのチャンスと思い、買い占めている私なのでした☆