チベットバター茶を「プジャ」と読むための文字解析

2026/08/15

チベットバター茶の現地の呼称の1つは、チベット語で書くと བོད་ཇ། です。

でも日本語サイトを見ると、おそらくは未検証が原因と思われるいろんな表現があります。ポットチャとか、ポドチャとか、なにやらいろいろと。

でも現地で聞いた音は「プジャ」なんですよね。

言語学は素人でありますが、勉強をすることは良いことと思い、また後になって自分が読み返せるよう、 བོད་ཇ། を「プジャ」と読むための文字解析をしましたので、ここに記録しておこうと思います。

* * *

བོད་ཇ། を分解すると、 བོད ཇ། に分かれます。

分かれるから「་」(ツェク)で区切っています。「།」(シェ)は末尾であることを示します。だから文字部分だけを書き出すと、 བ ོ ད ཇ です。

Wikipedia「チベット文字」(≫こちら)より、

チベット語

「パ」音です。「བ」はラテン文字(ワイリー方式の表記法)で「b」と書くので知らないと「バ」音に読まれがち。チベット語はラテン文字表記と発音が甚だしく合わないので、ラテン文字は参考にすらならないと心得ておきます。

チベット語

は「オ」音です。

チベット語

は「d」と表記される「タ」音です。

チベット語

は「j」と表記される「チャ」音です。

これをそのままつなげると བ ོ ད ཇ はポタチャなどのようになります。これが何かのサイトでポットチャと書いてあった根拠かなと思います。

でも、そもそも、◆Wikiepdia「チベット」(≫こちら)の冒頭に書いてあるように、チベットを意味するབོད「プー」です。ローマ字表記(ワイリー方式の表記法)だと「bod」なので知らないと「ボッド」と読まれかねないのですが、「pod」と書いて「プー」です。

Wikipedia「チベット語のカタカナ表記について」(≫こちら

チベット語

ここにおいても「bod」は「プ」です

本来は「オ」音ですが、 བོད が「プ」になる理由を探しました。ありました。

Wikipedia「チベット文字」(≫こちら

チベット語

ོད は「od」で「ウ」です。

つまり、 བོད =「b+od」=「パの子音+ウの母音」=「プ」ないし「プー」です。

または「j」と表記される「チャ」音ですが、単語の後ろに来ると「ジャ」になることも分かりました。

チベット語電子辞典の使い方|東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(≫こちら

チベット語

である「j」は「チャ~ジャ」と書かれ、その解説として、「日本人の耳には、無気音が高い声調で発音されるときは清音に聞こえ、低い声調で発音されるときには濁音に聞こえる。」と書かれています。つまり「高い音ならチャ」でも「低いときはジャ」ということ。プジャはプにアクセントがあるので、が「ジャ」に聞こえたことを裏付けてくれました。

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結論としては、チベットバター茶を意味する བོད་ཇ། の日本語カタカナ表記は「プジャ」です。

分解すると、「བ ོད ཇ 」=「パ行の子音+ウ+ジャ行の子音に母音のアが連動している」=「プジャ」となりました。

嬉しいですね。

チベット語Wikipedia「བོད་ཇ།」(≫こちら)を見ても、今なら「プジャ」と読めます♪

チベット語

素人なので間違いもあるかも。でも自分が向上するように勉強できて、とても満足しています。やらないよりはやったほうがいいと、その気持ちと意欲はいつも忘れないようにしたいと思っています。


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