【おまけ】スパイスアンバサダーの世界の料理の選定方法

2022/02/17

世界の料理選定方法

 <スパイスアンバサダー2021> 
スパイスアンバサダーの今年度の活動テーマとして、様々なテーマでの世界の料理を掲載してきました。

  • 4~6月は【世界20か国朝食!スパイスで地球を感じる連載】を全20回
  • 7~8月は【夏はスパイス!夏に合う世界の料理】を全10回
  • 8~9月は【スパイスを使う世界の酸っぱい料理】を全10回
  • 11月は【スパイスを使う世界の行事料理・米州編】を全5回
  • 12月は【スパイスを使う世界の行事料理・欧州編】を全5回
  • 1~2月【スパイスを使う世界の行事料理・アジア編】を全6回

これだけ世界の料理を選定するのは、時間はかかるけれどもとても有意義でした。

で、

スパイスアンバサダーの世界の料理の選び方はどんな感じ?

質問の回答というか、参考になればというか、こんな感じでやってるんだよ見て見てーというか、ともあれ、今回の記事では【スパイスを使う世界の行事料理・アジア編】を例に、私の「テーマに合う世界の料理の選定方法」を紹介します♪

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まずね、MAPを描くんです。

世界の料理選定方法

地図を描くから楽しいんです!

地図は描けば描くほど地球がどうなっているのかが頭に入るから料理知識の増加にも寄与します。

国名を1文字ですが書き出して、国の位置やサイズなどを思い描いて、その国に思いを馳せます・・・♪

次に、今私の作業デスクには地球儀を置いています。

世界の料理選定方法

Google mapでもダメ。メルカトル図法でもダメ。国の正しい面積や位置関係を知るためには、地球儀しか正解がないのが現実です。メルカトル図法だと面積感覚や地理感覚が狂うからよくないんですよね。

地球儀をしばしじーっと眺めるんです。アジアならアジアで「ここはイスラム教が濃い地域だよなあ、ここはクリスチャンと共存しているよなあ、中央アジア良かったなあ、インドネシアでかっ(←メルカトル図法を見ると大きく感じない)、東チモールは元ポル領だなぁ、マカオもだなぁ」みたいに、いろんなことを思い描きながら、どの国にどんな料理があったかを、そしてテーマに合う料理はどこにあるのかを、ひらめいては絞り込んでいきます

世界の料理選定方法

ちなみに上の図の掲載順ですけど、最初、「コーカサスは3か国しかないから最後で」と思ってしまって、東アジア→東南アジア→南アジア→西アジア→中央アジア→コーカサスの掲載順を考えたんですよ。でもよく考えてみればコーカサスは西アジアの地域内なので、それを思い出して、西アジア→コーカサスとつなげて、最後を中央アジアに直したんです。そのチョイミスが上の図にも見えています(苦笑)

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次に、サイト掲載のための、作業用の票を作成します。

世界の料理選定方法

国名、選んだ料理名、シーン(結婚式の料理とか、お正月料理とか)、使うスパイスとか、あとは写真ファイル名とかURL設定とか。

見てもらえたら分かるんだけど、クリスチャンのフィリピン、別のキリスト教のジョージア、ヒンドゥーのインド、イスラムのウズベキスタン、ユダヤのイスラエル、仏教や儒教の北朝鮮という具合に、食文化に大いに影響する宗教を分けています。その上料理も分けて、シーンも重複せず、メインスパイスも重複せず・・・となると、N元N次方程式並みに解を出しにくい超難問になるんです(苦笑)

でもまあ、こんなふうに自分の時間を割いてでも、その国のことが伝わる良いレシピを選ぼうと、そこは手を抜かずに料理を選定してきたのです。

テーマに合う世界の料理選定が完了♪♪
マンドゥグク
レチョンカワリ
ボーグキチュリ
ケアラー
サツィヴィ
プロフ

その後は、しっかりとレシピ化するために、その料理や国背景の勉強も時間をかけて頑張ります。基本的にその国の料理情報はその国の言語で調査したいので、イスラエル料理だったらユダヤ語とか、インド料理だったらヒンディー語とか、せめて文字くらいは読めるようにしようと、紙にアルファベットを全部書き出して読み書きトレーニングをしてから、料理情報に取り組んでいます。

グルジア語

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世界の料理は素敵です。
だから、これからも、家族と自分の健康と幸せの源として、世界の料理をまんべんなく美味しく作り、そのレシピをサイトに公開していく努力を続けようと思います。

スパイスアンバサダーの企画に取り組むことはとても有意義です。課題に対して妙に高いハードルを設定する自分の性格もあって(笑)、でもそれがまた楽しい。その結果自分がより高く世界の料理の舞台で飛べるようになれるのですから、素晴らしい機会享受にとても感謝しています。今後も世界の料理という深い世界を探求し、飛躍を続けて参りたいと思います。本企画を主催されたレシピブログとハウス食品(株)に、心より感謝申し上げます。



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本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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