日本で広まっている作り方が、現地の食とどこか違うレールを走っていることがある。そこに自分が気付くと嬉しいし、日本人にその海外との差異を知ってもらうことも良いことだと思います。
「Acqua Pazza ricetta」とイタリア語にて検索。上位15件のうち、貝を使うものはゼロ、貝使用率0%。
(※料理名だけ入れると、日本語サイトで料理の現地名を付記したものもひっかかってしまうので、料理名のほかにも現地語で単語をかませるのが検索のコツ。)
「アクアパッツァ レシピ」と日本語にて検索。上位15件のうち、貝を使うものは15件、貝使用率100%。
アクアパッツァは直訳すると『クレイジーな水』という料理名です。魚のダシが極めて美味しくいただける調理法なので、「この汁めっちゃ美味しいー!」という意味でつけられたの料理名なのではないかなと思っています。
ただし、イタリアでは魚とトマトとオリーブオイルとにんにくというシンプルバージョンが多いのに、日本で広まっているレシピにはたいがい二枚貝が入っていますね。日本人はどうしても日本語のレシピを見てしまうので、二枚貝を使うレシピが引用に引用を重ねて伝播しているのでしょう。