ヒビワレキクバナイグチ

従来キクバナイグチとされてきたキノコが2016年論文で細分類されたそうです。その細分類により、うちのキクバナイグチはヒビワレキクバナイグチと思われるようになりました。

キクバナイグチ

9月下旬、カシの大木のふもと(樹木と土の境目付近)を覗くとひょっこり斜めに顔を出していました。

キクバナイグチ

割と背が高いきのこです。柄が、上部黄色で下部が赤です。細分類後のキクバナイグチは全体が赤いそうです。

「キクバナ」の名の由来は「菊の花の紋様」。

キクバナイグチ

傘はひび割れているわけではありませんが、ぼこぼこしています。小豆色のようなくすんだ赤い色をしています。

ひだはなくアミ。黄色いアミ。

キクバナイグチ

幼菌は傘のフチが柄の基部まで巻いていて、成長すると傘のフチが柄から離れているが、アミが結構傘のフチに覆われている。「包まれている」という表現が似合う。

柄は丈夫で硬い。中実。基部が膨らむ。

柄は強い青変性。

キクバナイグチ

肉も管孔も強い青変性。

キクバナイグチ

なお上の写真を見ると、肉はもとは白色である。さらに、肉の上に張り付いているキクバナ模様の赤いシートが1 mm以下と薄い。ここが細分類のキクバナイグチ(3 mm以内だが厚い)との鑑別点のようで、これによりうちのきのこはヒビワレキクバナイグチと判断した。

* * *

このきのこ、悪いものじゃないんだけど、絶賛するほどは美味しくないんですよね。イグチ系なので、見つけたら食べたいとは思うのだけど、なんというか土臭いし、舌触りも絶品というほどではない。

老菌は管孔の食感が悪そうなので、管孔(スポンジ状の部分)を包丁で切って、あとはアミの部分を包んでいる傘のフチをはがして、4mm厚さに切ってゆでこぼしています。淡い味付けより、いっそのこと中華の炒め物とかがいいね。濃い味付けでジャっと炒めるような料理がこのきのこには合っています。



* * *

本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。