モロッコ、西サハラ、アルジェリアなど、サハラ砂漠の国々の旅は美しい。
これらの地域では、中国緑茶と大量の砂糖とミントの葉を使って甘い茶を煮出す習慣があります。モーリタニアでは主にアタイアと呼んでいました。
そしてアタイアは高いところからグラスからグラスへと落とされ、強く泡立ててからゲストに提供されます。
* * *
しかし、日本で紅茶を泡立てても、そうそう持続力のある泡が作れません。これは水質の違いや砂糖の濃度など、何か現地ならではの理由があるのだと思っていました。
しかし、現地の作法の動画を見ていたら、アラビアゴムを添加している映像を見つけました。
◆تعرف طريقة تحضير الشاي الصحراوي بطريقة مبسطة(≫こちら)
タイトルは、「西サハラの茶のシンプルな淹れ方」。
2:38 「ラルク」
字幕に出ている文字は
الصمغ العربي (العلك)
です。
日本語カタカナに直すと、
サムグアラビ(アラルク)←後者が動画中のラルクに聞こえる部分。
で、アラビアゴムを意味しています。
アラビアゴムはアラビックヤマトのりに含まれる原料です。あのとろとろねばねばの成分です。
そうか・・・、だから、西サハラのお茶は強くもこもこと泡立っていたのか・・・。
* * *
もちろん全員がアラビアゴムを使っているわけではないと思うのだけど・・・・・・・。
(私は目の前で茶を淹れる人がこれを使っているのを見たことはない。)
食文化は知れば知るほど面白い。
知らないことを知ることは良いことだ。
などと、妙に感動した動画鑑賞なのでした。
しかし、これ、ほんとにアラビアゴムが入っていると言われるほうがしっくりくる泡立ちですね!!驚きです。
さて、日本でこれを再現するならどうしようかな・・・って、答えは一般家庭ではほぼ一択で、卵白を入れるしかないでしょうか… (´・_・`) (アラビックヤマトのりを入れる選択肢の余地を現在検討中、笑、でも無理だろうな、笑)