ユーロモニター調査結果の概要。コーヒー消費大国は、北欧や中欧でした。

2016/03/05

コーヒー

「2013年、ユーロモニター(http://www.euromonitor.com/)は、世界最大のコーヒー消費国のリストを、年間に消費する豆の量(kg)で発表した。ここでは、分かりやすくするために、コーヒー○杯と表示した。」

(原文:In 2013, Euromonitor released a list of the world’s largest coffee consumers, in kilograms of beans per capita. In order to help visualize what this means on a day-to-day basis, we took a standard amount of coffee per cup and estimated the number of cups of coffee each person in a given nation consumes per day.)

1 --- フィンランド:9.6kg(2.64杯/日)
2 --- ノルウェー:7.2kg(1.98杯/日)
3 --- オランダ:6.7kg(1.84杯/日)
4 --- スロベニア:6.1kg(1.68杯/日)
5 --- オーストリア:5.5kg(1.51杯/日)
6 --- セルビア:5.4kg(1.49杯/日)
7 --- デンマーク:5.3kg(1.46杯/日)
8 --- ドイツ:5.2kg(1.43杯/日)
9 --- ベルギー:4.9kg(1.35杯/日)

(http://www.worldatlas.com/articles/top-10-coffee-consuming-nations.html)

上位9つの国を世界の5地域に分けてみる。
・アジア --- 0
・欧州 ---- 9
・アフリカ -- 0
・米州 ---- 0
・オセアニア - 0

すごいな、上位は全部ヨーロッパでしたか。

では、ヨーロッパ内の、中区分で分けてみる。
・東欧 --- 1
・中欧 --- 3
・バルト -- 0
・北欧 --- 3
・西欧 --- 2
・南欧 --- 0

北欧や中欧でコーヒーが普及した要因には、プロテスタントやカトリックの教会でミサのあとにコーヒーを飲む習慣から、コーヒーが神聖視・美化されたのがひとつの要素であるように思います。対比して、日本では、コーヒーは体に悪いからと子供に飲ませない習慣からコーヒーはどこか悪者で、大人になってからの消費量もヨーロッパに劣るのだろうと思います。もちろん北欧や中欧でコーヒー豆を流通または販売させていた企業の努力の影響もあるでしょうし、そこが紅茶や緑茶に乏しい地域であったことなど、北欧や中欧がコーヒー消費大国となった要因はきっと様々です。

コーヒー産出国は、エチオピア、タンザニア、イエメンコロンビア、インドネシアなどなどが知られていますが、お金持ちの欧州はじめ外国企業に買い取られていき、産出国内での消費量は少ないのだなと、同時に思うものがありました。コーヒーは実に代表的なキャッシュクロップですね。



* * *

本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。