スパイスアンバサダーとして活動しています。今回の連載より、本タイトルの通り【葉野菜×スパイス×世界の料理】としてレシピを発信し、5回連載形式でスパイスアレンジレシピをお届けしてきました。今回が最終回の第5回です。
さて、葉野菜が嫌いな人がいるとのことで・・・
好き嫌いがあるよりはないほうがよいですよね。だから、嫌いな食材を好きにさせることはよいことですよね。そのためには様々な料理を食べさせてあげたい。料理Aで食べる意欲が増す子も、料理Bなら少し食べられたという子も、料理Cでやっと克服できたという子もいるでしょう。つまり、いつものキッチンで作る料理からレシピの幅を広げ、多様な料理を与えられるほうが成果を得やすいですね。その「たくさんの種」は、世界247か国の食文化を盛り込んだ「世界の料理」なら、新しい美味しさに出会える可能性が多大にあるのです。
・・・とちょっとこのように、「食育な」応援の視点から、私のレシピへ込める想いをお伝えしました。
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連載最終回は、ほうれんそうで作るインド料理、「パラックパニール」です。
やっぱりスパイス料理においてはインド料理の実力はすごいですね!! これはすごくすごく美味しいほうれんそうカレー。しかも日本で作れる美味しいレシピが出来ましたよ♪ パニールは牛乳と酢と電子レンジと水切りで作れます。チャパティなどパン類にも合うのだけど、このカレーはごはんに実に良く合います。しかも青菜の栄養に牛乳の栄養にと、栄養面もばっちり。インドなど海外現地に行っても、日本で本格カレー屋に行っても「ベジ料理なのに高価だなあ」と思わさせられるのですが、自宅で作れば贅沢な量をほくほくと食べることができます。
レシピは簡単です。

材料(4人分):
- 牛乳(※1)
- 1 L
- 酢(※2)
- 50 mL
- ほうれんそう
- 250 g(※3)
- 重曹
- 小1
- 玉ねぎ
- 大1個
- サラダ油
- 大1.5
- バター
- 大1.5
- チューブにんにく
- 小1.5
- チューブ生姜
- 小1.5
- トマト
- 大1個
- 青唐辛子
- 1/2本
- カルダモン
- 5さや
- コリアンダーパウダー
- 大1
- クミンパウダー
- 小1/2
- カイエンペッパーパウダー
- 小1/8
- シナモンスティック
- 1本
- 塩
- 小1.5
- こしょう
- 小1/8
- ガラムマサラ
- 小1/4
※1:牛乳は成分無調整を使います。
※2:酢は米酢やリンゴ酢などでよいです。レモン果汁でもよいです。使用量は酢の酸度や気温などで変わります。
※3:ほうれんそうは販売メーカーによって1束の量が異なるので、g表記しています。
作業工程:1 時間(パニールの水切り時間を除く)
- <前日に準備>牛乳1 Lをおよそ60℃に加温し、酢を何回かに分けて入れて分離したらかき混ぜ、30分置いてからザルにあげて水を切り、パニールを作る。
- <当日>ほうれんそうの傷んだ部分と根本を切り取る(緑の茎は使う)。
- 鍋に1 Lくらいの湯を沸かし、重曹を入れ、ほうれんそうを入れ、再沸騰後は弱火にし、青がきれいに発色するようにゆで、冷水にさらし、しばらくしたらザルにあげておく。
- パニールをまな板に乗せて2 cm角に切る。まな板にこぼれたパニールのかけらは取っておく。
- 玉ねぎをみじん切りにする。
- フライパンにサラダ油とバターを入れて中火にかけ、熱くなったらパニールをそっと入れ、優しく取り扱いながら、表面が少し色づくように焼き、取り出しておく。
- パニールを取り出したあとのフライパンを強火にかけ、玉ねぎを入れ、玉ねぎが透き通るように炒めたら、チューブにんにくとチューブ生姜を入れて香りが立つように炒め、火を止める。
- ハンドブレンダーの容器(またはミキサー)にほうれんそうを入れ、ブレンダーを回し、ほうれんそうピューレを作り、取り出しておく。
- ほうれん草を取り出したあとのハンドブレンダー(またはミキサー)の容器にトマトと青唐辛子をざく切りにして入れ、まな板のこぼれパニールを入れ、フライパンから玉ねぎ炒めを入れ、ブレンダーをまわし、玉ねぎピューレを作る。
- カルダモンのさやに包丁のお尻を刺して切れ目を入れる。
- 玉ねぎピューレをフライパンに戻し、カルダモン、コリアンダーパウダー、クミンパウダー、カイエンペッパーパウダー、シナモンスティック、塩、こしょうを入れて中火にかけ、突沸しないよう常に混ぜながら全体を熱くして火を通す。
- ほうれんそうピューレとガラムマサラを加えて全体を混ぜ、味見をして、塩加減、スパイス加減、辛さ加減、甘さ加減を好みに調え、水っぽい場合は炒めつけるようにして水分を飛ばす
- シナモンスティックとカルダモンを取り出し、パニールを優しく加えて出来上がり。
- Enjoy!
「美味しーい!」
ほうれんそうがたっぷりあるのを見ると、私はパラックパニールを作りたくなる。パニールを牛乳から作るのが面倒なときは、モッツァレラチーズや鶏肉を具にしたり、具なしで目玉焼きを乗せたりしてもいい。インド料理らしき素晴らしいスパイスの香りがぐんと大群になって口の中に広がる美味は、心地よく、やみつきになるのです。
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世界はそのスパイスの使い方を持っています。
スパイスアンバサダーの活動として、食の好き嫌いを解消することに着目しました。葉野菜5種類について世界の美味しいスパイス料理を提案し、5回連載形式で発信いたしました。多くの人にとって美味しいという保証つきの料理をレシピつきで紹介することで、「作る楽しみ」が芽生え、お気に入りのレパートリーが増えれば嬉しいです。読んでいただき本当にありがとうございました。私自身も大変に勉強になりました。
そして、
世界には、まだまだ、私すら知らないスパイス使用のコツが溢れてる。
だからこれからも、夢に向かって走り、取り組み続け、家族との楽しい食事の時間にも会話にも世界中の良さを集めて、有意義な日々を過ごしていけるよう、頑張ろうと思います。





※本記事はハウス食品及びレシピブログが主催するスパイスアンバサダーに就任したことに基づき執筆するものです。