ヤッター\(^o^)/
自宅のタコ焼き器で、『明石の玉子焼き/明石焼き』が出来ます!!
ふっわふっわ♡ ふっわふわわ♡ に出来ます!!
私の夫は代々明石に住む家の次男で、大学や会社は東京ですが、明石で暮らした年数も随分と長いです。私は神奈川出身ですが結婚して夫と明石に住んでいたこともあります。義母は神戸出身ですが結婚してから(すなわち人生の7割以上を)明石で暮らしています。
<呼称について>
明石の住民でも呼称は数通りあるかと思うのですが、明石の家では世間一般の明石焼きを「タコ焼き」と呼びます。ちなみにだしまき卵やお弁当に入るような卵焼きを「卵焼き」と呼びます。本来明石焼きは「玉子焼き」と呼ぶのですが、そうすると卵焼きの「卵焼き」と会話では違いが分からなくなるのと、明石焼きには必ずタコが入るので、明石焼きのことをタコ焼きと呼んでいます。明石以外の人が「明石焼き」と呼ぶときは、タコが入り卵でふわふわで濃いかつおだしに浸して食べるタイプのタコ焼きを指し、ソースや青のりをかける大阪スタイルのタコ焼きとは明確に区別されます。
明石の玉子焼き。美味しいんですよ、本当に。代々生粋明石人の味覚を以って「合格」が出た『明石の玉子焼き/明石焼き』が、日本のどこにいても手に入る材料で作れます。
じん粉でなく薄力粉使用。でもじん粉は薄力粉とまるきり異なるものではない(※)わけで、明石の母も家で作るときはそうしているからいいんです。なにしろじん粉はお値段がすごく高いのでね・・・。また、本当の本当は銅板で焼くのですけれど、明石でも銅板がない一般家庭だってたくさんあります。だから、お店で食べるふわふわ感の火の通し具合を間違えないこと。火の通り加減が最重要で、道具は銅板でもテフロンでも、そこは最重要ではないんです。
※じん粉は小麦粉を精製し、デンプン含量が高くなるようにしたもの。
ここで、家庭で作る「明石焼き」の合格基準は以下の通りとし、レシピを決定しました。
・明石出身の夫が合格を出したレシピである。
・いつも食べている明石の玉子焼きのあの名店(Fのつく店)の出来映えに近いこと。
・ふっわふっわ♡感が出せること。
・明石に住んでいなくても作れること(じん粉と銅板がなくても作れるレシピ)。
そして、何回か作った結果、最良の味が完成しました。濃いかつおダシに浸して、ああ超満足です♪♪
\本当に美味しい明石の玉子焼き・タコ焼き✧レシピ✧/
レシピは簡単です。
材料(2~3人分、※1):
- 水
- 900mL
- 顆粒ほんだし
- 小1.5
- 塩A
- 小1/2
- タコ(※2)
- 100g
- わけぎ(※3)
- 刻んでお茶碗1杯
- 卵
- 4個
- 薄力粉
- 120g
- かつおぶし
- 軽くひとつかみ(※4)
- 塩B
- ひとつまみ
- サラダ油
- 大1
※1:明石焼き1人前は15~20個です。私のタコ焼き器では46個作れる分量です。
※2:タコは足を中心に使います。
※3:わけぎのほか、小ねぎ、あさつきなどでもよいです。薬味として使用するので、分量も厳密ではありません。
※4:かつおぶしの質量は3g程度です。
作業工程:15 分(卓に着くまでの事前調理時間)
- 鍋に水、顆粒ほんだし、塩A(小1/2)を入れて火にかけ、完全に溶かしてかつおだしを作り、火を止めて置いておく。
- タコを別にゆで、火が通ったら取り出しておく。
- わけぎを小口切りに刻んでおく。
- 卵をボウルに入れて、泡だて器でしっかりとく(泡立てないで)。
- タコをパチンコ玉サイズ強くらいに小さく切る(1個が1~1.5g)。
- かつおだしが、素手で触われるくらいに冷めていることを確認し、480mLを取り出して卵のボウルに入れ、薄力粉120gをザルで篩い入れ、泡立て器でなめらかによく混ぜる(泡立てないで)。
- 残ったかつおだしを再度火にかけ、沸騰したらかつおぶし軽くひとつかみを入れて火を止め、塩B(ひとつまみ)を加えておく。しばらくしたらかつおぶしを取り除き、味見をして塩加減やかつおの濃さ加減を調え、「濃くて旨いダシ」に仕立てておく。
- 卓上準備。タコ焼き器と竹串とサラダ油を含んだキッチンペーパー。取り皿には「濃くて旨いダシ」と青ネギを入れておく。
- タコ焼き器を熱し、薄く油を敷き、生地を8割の高さに入れ、タコを1個入れ、生地を満たす。
- 外周が焼けてタコ焼き器からはがれるようになったら竹串を使って外周を一周させてはがし、素早く上下反転させ、周囲にこぼれた生地を押し込みながら、生地が開いている部分をくぼみの真下に移動させる。ときどき竹串を入れてクルっと動かして角度を変え、ふわふわと良い弾力になったものからダシに浸して食べていく。
- Enjoy!
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もともと地元では「玉子焼き」という料理名なので、卵が多く入ります。卵5個でも美味しく作れますが、流石に卵の摂取しすぎを心配し、私はこの分量で卵を4個使用しています。
<注意点>
・タコは小さめです。小さめに切る理由として、生地がふわふわなのでタコが大きいと食感に違和感が生じて味わいが落ちます。もし個人的にタコが多いのが好みならば2個入れればいいだけの話ですが、最初は小さめ1つから食べてみてください。タコは小さく多く用意すると調節が利いてよいです。
・ひっくり返し始める前に焼き過ぎないこと。よってひっくり返せる最速を狙ってひっくり返すこと。ひっくり返す前に焼きすぎてしまうと、ひっくり返した後に生地を閉じるための流動卵液が減ってしまい、口が開いたままの玉子焼きになってタコが落ちてしまいます。タイミングは注意深く観察し、楽しみながら熟練していきます。
・もうひとつ、ふっわふっわ♡感を出すために、完全に火を通しすぎないこと。平らなところに置いたら球形を保てず重力で潰れるようにする。ポンポン跳ねるボールにしてはいけません。かといって、噛んだときに卵液が垂れてもいけません。解決方法は案外簡単で、「焼けてきたな」と思う頃に1つ食べること、それだけです。生焼けなら他をもうちょっと待つ。それに慣れていけば、簡単に焼き加減は覚えられます。私の経験では、表面が茶色く焼けると火の通りすぎなので、茶色くならず、黄色いままの状態で食べるとよいです。
↓これを見て。卵液が相当生で残っている時点でひっくり返し始めていますね。このタイミングを楽しみながら覚えていけばよいのです。
きゃっきゃっきゃ♪♪
ふっわふっわ♡ ふっわふわわ♡
ヤッター\(^o^)/
自宅のタコ焼き器で、『明石の玉子焼き/明石焼き』が出来ます!!
大満足の美味しさです。本当に、明石の名店の味がするんです。明石出身者が絶賛したこの美食を、是非ご家庭でも作ってみてください。