冬の寒ざらしで、冬だからできる土力向上!

2020/02/19

毎年恒例「冬の寒ざらし」!! 地力を取り戻すために、次の一年の菜園生活を楽しくするために、冬の菜園ではあちこち土を掘り起こします!!

下の写真は私がこの菜園を持った最初の冬。掘ると赤土や黄土が出て、「ああ浅くしか耕されてこなかったのかな」と。だからこそ地力向上へ向けて「寒ざらし」を毎年続けています。

冬の寒ざらし

ここは長らく畑だった場所ですが、耕しが浅いようで、ちょっと掘ると、今まで耕されてこなかった赤土や黄土がどんどん出てくるんですよね。大根など深いものを栽培していくためにも、もっともっと深く深く、深い所ももっともっといい土にしなければと思ったものです。

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寒ざらしのメリットとして思いつくものは7つあります。

◆メリット1:有害物を減らす
土を掘り起こし、土の内部を冷たい外気に晒すことで、土中の害虫の卵、眠っているイモムシ、病原菌などを寒さで死滅させたいと思います。前作の作物の根も取り除きます。

◆メリット2:雑草を減らす
これをやるのとやらないのとでは春~夏の雑草の量が段違い!! 厄介な雑草を、掘り起こして見つけるたびに根ごと取り出すので、その年の雑草が激減します。

◆メリット3:土中を好気状態にする
掘り起こすと深い地中にも空気が入るので、嫌気的環境から好気的環境へシフトさせることもできます。野菜の「中耕」という作業のように、根が完全嫌気状態ではよくないので、ふわっと柔らかく、空気の含みが良い、いい土にしてあげるのです。

◆メリット4:土をふかふかにする。
耕さないと土は踏まれてどんどんかたくなる。雨が降ってもかたくなる。だから、掘り起こして土をやわらかくします。塊になっている土も出てきますから、塊の土は最終的には手(作業グローブをしています)でほぐします。

◆メリット5:土に有機物や無機物を与える。
土質の改善には有機物が欠かせません。もともと粘土質系の重い土なのは大変に有難いことで、水切れも肥料切れも起こしにくい「好ましい土」なのですが、土の深層には有機物がないので、こうして思いっきり耕して随時有機物を加えています。加える有機物は、1)堆肥、2)落ち葉、3)油粕、4)腐葉土などです。加える無機物は1)灰、2)石灰、3)苦土石灰、4)貝殻などです。

◆メリット6:冬の運動。
今日もくわを持ってせっせと掘る。冬も体を動かすから、体が温まります♪ いい運動になります。

◆メリット7:菜園への愛着。
冬は大根やにんにくや玉ねぎなど、ある程度放っておいても育ちやすい野菜が植わっているものですが、それでも毎日菜園に行って、雑草を取って、耕します。「寒ざらし」にはおよそ2か月かかります。菜園作業が途切れると愛着や関心が薄くなってしまうおそれがあり、逆を言うと、冬の一大作業があることで、菜園への愛着は強いままなのです。

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では、「冬の寒ざらし」、私のやり方を以下に記載します。

  1. 【溝を掘る】くわで数か所に溝を掘ります(この図で溝は手前から奥に長く続きます)。土は塊で掘り起こすとよいです。空気が乾いた晴れた日に簡単に崩れていきます。ドクダミの根っこや石を見たら、見つけたそばから除去します。
  2. 寒ざらし

  3. 【雑草を取る】ねじり鎌で表層2cmくらいをザッザッとすくいます。雑草の根から土が離れるので、雑草を拾います。
  4. 寒ざらし

  5. 【穴底に表土を入れる】寒ざらしは深部の土を空気にさらすことが目的なので、逆に、表層の土は深部に落とします。土の表面は雨ざらしで養分が抜けてスカスカでしょうから、掘り起こした場所に入れ、内部の土にしていきます。こうして土が逆転するのが良いのです。
  6. 寒ざらし

  7. 【有機物や灰を入れる】堆肥や落ち葉や灰など、痩せた土中が肥えるよう、畑の養分になるものを入れます。
  8. 寒ざらし

  9. 【次の溝を掘る】土を寒さにさらすことが目的なので、少なくとも翌日以降に、次の溝を掘ります。掘った土は堆肥などとざっくり混ぜます。その後、2~5のサイクルを繰り返します。
  10. 寒ざらし

  11. 【最初の溝の手前を掘る】最初の溝の手前はまだ掘っていないので、掘って土を出します。既に作業が終わった場所はいい土になっているので、そこに薄く広げます。
  12. 寒ざらし

  13. 【仕上げ】最後は土ならしの作業です。レーキみたいな農具で土ならしをして、平らにして、出来上がりです♪♪
  14. 寒ざらし

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    下の写真は、菜園を始めた最初の冬。それまで使っていた人の耕し方が浅かったから、掘ると赤土、ピンク土、黄色土がよく出ていました。そういう土には腐葉分はありません。

    冬の寒ざらし

    毎年冬に、2か月かけて、30坪の菜園を掘り起こしてきました(作物が植わっていない場所だけですが)。『冬の寒ざらし』は2か月かけて行います。目的が土を寒気にさらすことなので、急いでやる意味がないからです。

    下は寒ざらしを始めてから5年経った、今の土。

    冬の寒ざらし

    まだまだ赤土や黄色土のムラがあるけれど、随分と全体が黒くなり、これまでの不断の努力が成果となって表れているように思います。

    これからも、腐葉分が多く含まれた憧れの黒い土へ向け、冬の努力を頑張ろうと思います♪

    これが終われば、あとは、作付の2週間前に苦土石灰、1週間前に堆肥や栄養、そしてまた菜園の新たな春栽培のスタートです。



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