肉を干す冬の空。夏はネパールのスクティな食卓。

2018/08/16

以前の日記に書きました。ヒマラヤの玄関口、ネパールの首都カトマンズの家庭に倣って、私は冬に干し肉を作っています♪

肉を干す、冬の空、ネパールのように。

雪が降り、冬の厳しい風が吹く空の下、私もときどき肉を干しています。

肉を干す

カトマンズのキッチンでよく見るのは、肉を干す風景でした。肉を干すことについて話を伺うと、単に保存のためでなく、香りが良くなるとか、美味しくなるからと、言ってくれます。肉の持つ水分が、からっ風に吹かれて飛んでいくほど、肉の旨さが増し、肉の香りが良くなっていきます。

カトマンズ

* * *

いったん干し肉が出来ると、冷蔵庫で長期保存ができます。そうしたら、軽くぬるま湯で戻して、スパイス炒めにすると、ネパールの伝統料理が出来上がります。しかもこれが美味しいんです。「普通の肉にはない味」って感じです!!

スクティ

レシピは簡単です(≫詳細はこちら)。

heart『干し肉で味が濃厚♪ スクティ♪』
材料(2人分):

干し肉(※1)
50 g
トマト
1/2個
玉ねぎ
1/8個
にんにく
1かけ
生姜
にんにくと同量
適量(※2)
サラダ油
大3
ターメリックパウダー
小1/3
コリアンダーパウダー
小1/3
クミンパウダー
小1/4
チリパウダー
小1/4
シナモンパウダー
少々
ガラムマサラパウダー
少々

※1:上の日記のように、冬の寒ざらしで手作りしたものが美味しいです。なければビーフジャーキーをぬるま湯に浸けて塩分を除いたものを100 g使用することで代用できます。
※2:水はミキサーなどで材料が混ざるために必要な最小限の量です。トマトの水分だけでミキサーが回る場合は水は不要です。

作業工程:1 時間

  1. 干し肉をぬるま湯で戻し、一口サイズに切る。
  2. トマト、玉ねぎ、にんにく、生姜をミキサーに入れるかバーミックス用の容器に入れ、ミキサー/バーミックスにかけ、ピューレにする(上手く回らないときは最小限の水を足して回す)。
  3. フライパンの右半分に油を入れ、左半分にピューレを入れ、水分を飛ばしながら徐々に接触させて、オイリーなピューレを作り、更に肉を加え、揚げるように火を通す。
  4. ターメリックパウダー、コリアンダーパウダー、クミンパウダー、カイエンペパーパウダーを入れて全体をなじませ、仕上げにシナモンパウダーとガラムマサラパウダーを加えて、炒める。
  5. 水分がほぼなくなったら出来上がり。
  6. Enjoy!
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これ美味しい!!お肉さっくさっく!!

ごはんに乗せると米が旨い味の油を吸って、米がスパイシーで旨くなる。すごいなこれ。

どこの国の料理だと思う?

アルメニアに、ちょっと違うけど、スパイスをまぶした肉があったな。

一応ネパール。

あーネパールにもあるある。こういうのが皿にちょこっと出てきて、これでビールを飲むんだw

ああ湖畔とかでw


* * *

夏は干し肉が作れない。

私は寒いのが苦手だから冬が嫌いだけど、この干し肉づくりを楽しみに、また次の冬を迎えたいと思っています。



* * *

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