カタール料理

+++新着+++


【基礎情報】

国名:カタール国State of Qatar、首都:ドーハ、ISO3166-1国コード:QA/QAT、独立国(1971年英国より)、公用語:アラビア語、通貨:リヤル

▲目次に戻る


【地図】

カタールはサウジアラビアに突き出る半島です。近くにはアラブ首長国連邦やバーレーンがあります。

▲目次に戻る


◆海に囲まれた砂漠の国。カタールを語るのは砂漠。

カタールは、秋田県とほぼ同じ大きさの、サウジアラビアから突き出る半島です。距離はアラブ首長国連邦やバーレーンに近いけれど、陸で接するのはサウジアラビアだけ。国土のほとんどが砂漠であり、昔は定住型の暮らしを営むことができず、遊牧民主体の文化が築かれたものの、油田があり、液化天然ガスによる莫大な収入に支えられ、単独首長で独立国となりました。カタールとはアラビア語で「しずく」、つまりこの国名は「アラビア湾のしずく」を意味しています。

シャイやガフワ
仕事を終え、遊牧民テントでシャイガフワを飲むカタール人。(撮影地エデュケーションシティー)

カタールの総人口は170万人とも言われますが、そのうちカタール人は25万人。大半を、インド人労働者40万人とその他途上国の労働者が占めています。カタール労働者の出入りのため人口の変動が大きい国ではありますが、言えることは、国民に対するカタール人の比率の低さです。

本来カタール人は砂漠の遊牧民でした。しかし、「石油の上に居座る国」として、現代のカタール人は裕福ゆえに働かず、もしくはキューピー(QP、カタール石油のこと)などの重要ポストにつき、社会の中~底辺層を作るのはインド人やパキスタン人その他の人々という社会構造になっています。今、カタール料理は、砂漠の民族の伝統料理だけではありません。アラブつながりから、レバノンなどの他のアラブの料理も浸透し、なおかつインドやパキスタンの料理でさえ、現代カタール料理の一端を担っているのです。
▲目次に戻る

主食 Staple

カタール料理の主食はホブス(薄パン)です。後述する野菜や豆のディップをすくって食べます。ホブスはアラブ全般に共通する主食ですけれど、そのうちガルフ諸国(クウェート、バーレ-ン、カタールあたりの湾岸諸国)の地域に共通する主食としては、お米を使ったマクブース(肉や魚の炊き込みご飯)があります。カタールは、後述するインド・パキスタン人系の店が多く、いわゆるカレーが浸透していることもあり、米をよく食べるという印象もあります。インド・パキスタン系の米料理としては、カレーと共に食べる白米のほか、ビリヤニ(2色米スパイシーライスの中に肉が埋まっているもの)があります。
▲目次に戻る

インド人の料理 Cuisine of Indian origin

お隣のアラブ首長国連邦(UAE)にも言えることなのですが、カタールを旅行して、安飯屋に入ると、出てくるものはインド料理やパキスタン料理であることが多々あります。カタールは元英領の国であり、元英領の国にはインドからの移民が多い。

なお、ここで言う「インド人」とは、今のインドの国民に相当する人のほか、バングラデシュ人やパキスタン人も含む言葉であります。植民地各地へは、インド分割前から移住政策がなされたため、当時を鑑みる「インド」とは、広い言葉であることを了承ください。このようなインド人(インド系の人々)のコミュニティーが安定していることから、南アフリカ共和国に移住したインド人(あるいはその子孫)もカタールにも多く集結しています。

インド系の料理では、私たち日本人が「カレー」と呼ぶようなおかずが食べられ、マサラ(肉を香辛料でとろみカレーのように調理したもの)とカリー(マサラよりも水分が多いカレー)に大別されます。肉をミンチにして作るドライカレー風の料理はキーマと言います。そのほか、上述のビリヤニ(2色米スパイシーライスの中に肉が埋まっているもの)などなど、数々のインド系の料理がカタールで食べられています。
▲目次に戻る

お酒 Alcoholic Drinks

カタールは厳粛なイスラム教の国とみなされますが、酒類は違法ではありません。国内では、外国人向けホテルのバーでお酒を飲むか、高額を払って許可証を取って国内唯一のリカーショップであるQDC(Qatar Distribution Company、国内に2店舗ある)でお酒を買うことができ、このように、カタールでは外国人には飲酒機会の配慮があります。なお、許可証制度による酒類の購入は所得額に応じて限度が定められ、また一定以上の所得がないと許可が下りません。カタール居住許可がないとQDC許可も下りないため、カタール駐在外国人向けの制度とみなされます。

また、酒類のカタールへの持ち込みは(たとえみりんであっても)禁止されますし、公共の場での飲酒や酒気帯びは違法です。
▲目次に戻る


料理名一覧 Food & Drink Glossary

【主食】
  • ビリヤニ(Biryani)・・・2色米スパイシーライスの中に肉が埋まっている。
  • ホブス・・・薄パン
  • マクブース・・・肉や魚の炊き込みご飯。
【インド人の料理】
  • カリー・・・マサラよりも水分が多いカレー
  • キーマ・・・肉をミンチにして作るドライカレー風の料理
  • ビリヤニ(Biryani)・・・2色米スパイシーライスの中に肉が埋まっている。
  • マサラ・・・肉を香辛料でとろみカレーのように調理したもの

▲目次に戻る


Link

▲目次に戻る


本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさにあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしていますので)】
・小学校や中学校の宿題や課題で当サイトを活用してくれた生徒さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・営利目的や利益が生じる手段での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

カタール料理」への8件のフィードバック

  1. shihomiraso より:

    拝見しましたよ〜^^
    カタールとなると全くわからないけど、コーヒーが好きだからアラビックコーヒー飲んでみたいな〜。あと、鶏の串焼き、おいしそう〜

  2. あづさ より:

    こんにちは!!私もコーヒーが大好きです。小さなカップでくいっと飲み干すコーヒーは、それほど濃くなくて、何倍でもおかわりをするのもよしの習慣なんですよ。

  3. カタール料理の情報、拝見しました!おかげで、昼食と夕食に食べた料理の名前がわかりました。初めての中近東で、まだ慣れがなく、あれこれ見ながら楽しんでいます。砂漠は時間なく足をのばせないのですが、コーヒーは飲んでおこうと思いました。かんたんですが、お礼まで!

  4. 竹内康人 より:

    いつもの興味深く拝見させてもらっています
    カタールはレンタカーで一周しましたが、昼は道路脇の南インド系のティファン食堂で、夜は何かザ・カタール料理ってないのかなとドーハ旧市街のそれらしいレストランに入ってできるだけ聞いた事ないようなメニューを注文したら、甘く味付けしたビリヤニみたいのが出てきました
    小魚のフライが載っていたのでデザートではなく
    あれもマクブースの一種だったんでしょうかねぇ?

  5. こんにちは。「それらしい」ということは、きっとアラブ料理店に入ったのでしょうか。レバノン人はカタールでアラブ料理店を開いている人が多くて、レバノンの魚炊き込みごはんの「サヤディエ」を思い出しました。画像検索してみてください♪ ビリヤニや、魚パエリヤなどに通じる料理です♪ アルファベットでは「sayadieh」などの綴りになります。

  6. にょろ より:

    今カタールにいます。
    約1カ月の間、ろくに調べもせず、手近なチェーン店の料理ばかりでした。
    他のサイトを見てもあまり具体的な説明がなく、調べることを諦めていました…。
    あづささんのおかげでようやくカタール料理にありつけます。
    ありがとうございます!

  7. にょろさんありがとうございますv
    私に是非、カタールで得た食の体験を教えてくださいo(^-^)o
    お役に立てたのならばとても嬉しいですvv

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。