汚れがよく落ちる、食器洗いの頂点に立つ泡状洗剤の「面と点のダブル制覇」

2016年10月1日に発売開始(※)された、花王株式会社(以下花王)の食器用泡状洗剤「キュキュットCLEAR泡スプレー」(≫こちら)は、私の愛用品です。

洗剤

この商品は、発売開始より実に画期的で華麗なブレイクスルー(※)を披露した。

※ブレイクスルー:障壁や困難を突破して前進すること。

「泡」に全力投球した商品だった。嬉しい。だって洗顔でもシャンプーでも、泡が立つことには価値が置かれるものだ。そして「スプレー式」の手を汚さない利点。こんなに嬉しいことはない

良い物は誰にだって良い。事実この商品は2017年に日経MJ賞(日経優秀製品・サービス賞)最優秀賞受賞(※)、同年企業として同年東証主催企業価値向上表彰大賞受賞、更に2018年9月に洗浄力をパワーアップさせて改良新発売(※)、2018年12月までに累計出荷3000万本を突破する(※)など、破竹の勢いを見せている。花王(4452/東1)といえば連続増配銘柄として投資家にも知られるところであろう。

※時期や数値はいずれも花王のニュースリリースや広告等に基づく。

でも知ってました? この洗剤は、去年改良されて結構中身が変わったんです。そこでこの記事では、改良版を用いて商品の更なる良さを知ったので、お弁当箱の洗浄実験の結果と併せて記載していこうと思います。

フーディストアワード2019

※本記事は(1)「花王×レシピブログ」のモニターコラボ広告企画に参加していること、(2)「キュキュットCLEAR泡スプレー」(改良版)をモニタープレゼントされたことに基づき執筆するものです。(3)今回の投稿はお弁当箱(シリコンカップは含めてよい)の油汚れ落としがテーマ要件なので、通常の食器、調理器具、台所まわり等の部位、ならびに茶渋や焦げつき等に対する洗浄効果は記載していません。

* * *

まずは、旧商品

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次に、改良商品

洗剤

<主な改良点>
1)1スプレーの有効面積:8cm四方が9cm四方に拡大。
2)まな板やスポンジの除菌必要量:14回噴射が10回噴射に。
3)成分:ベタイン16%がアルキルグリコシド5%に変更

1と2はスプレー噴出量または洗浄除菌能力が約3割増しになったということかな(※)。

※1スプレーで1.3倍面積に有効かつ除菌必要量が1/1.4になったことから推測。

でも感動!感激!なのは、3)成分変更です!!!

いやぁ、旧版のベタインも手荒れしにくい良い界面活性剤なんですが、新しい界面活性剤であるアルキルグリコシドがすごい

洗剤

右図はブドウ糖(グルコース)の構造式。生物や化学の教科書には必ず登場するもので、自然界の天然物質の筆頭代表例です。左右の構造式はとても似てるでしょ。つまり改良されたキュキュット泡スプレー成分はブドウ糖(お砂糖の仲間)類似品を採用しており、人体に対する高い安全性や、環境での易分解性が高いと評価されます(※)。まさかこれを泡状洗剤に使うようになったとは、なんて素敵なこと!

※総説「糖系非イオン性界面活性剤アルキルグルコシドの特性と応用」を参照するとよい(花王エコイノベーション研究所)。

ホント、すごい。
そしてありがとう。
ここで思うのは、「皮膚刺激性の激減と、洗浄効果の増強と、環境分解性の向上を、よく同時にやったよなぁ・・・」と。すごい、唸る。だから私が思うに、キュキュットCLEAR泡スプレーの改良版は前より一層安心して使っていいんじゃないかと思うし、消費者から自信をもって選ばれていいと思うんだ。

『キュキュットCLEAR泡スプレー』改良新発売|花王ニュースリリース(≫こちら

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会社としての改良品のアピールポイントは(上記ページ内抜粋)、
・最も手強い「プラスチックに最後まで残る、油のヌルツキ汚れ」への洗浄力をパワーアップさせた。
新スプレーヘッドで、泡が広く届くようになった。

おおーそうか。よし。ならばもちろんそのスプレーヘッドの良さを活かしてプラスチック油のヌルツキ落としを実践すべきですね♪

スプレーヘッドは、ここ大事なんですけど

訴求(※)フレーズにもなっている「広がる泡」と「細い泡」が出せるんです。

※訴求:買う気を起こさせるような宣伝。

「広がる泡」への泡の一斉噴射。
「細い泡」への泡の狙い撃ちだ。

やっと来た記事タイトル\(^o^)/

はい。今回の記事タイトルは、「汚れがよく落ちる、食器洗いの頂点に立つ泡状洗剤の「面と点のダブル制覇」」です

1本のボトルで2種類の泡を出せるから、2つの泡を使い分けられ、面と点の洗浄をダブル制覇できるんです。

道具は使いこなしてこそ道具。よって、洗剤は企業開発のアピールポイントを使いこなしてこそ洗剤!! それでは、家庭内洗浄実験、やってみよー\(^o^)/

* * *

 手順1  実験計画作成
ここまでに挙がった7要件を含めることで実験計画としました。
1)【投稿テーマ要件】お弁当箱で、
2)【投稿テーマ要件】油汚れを、
3)素材はプラスチックで、
4)は色つきヌルツキのあるものを調製し、
5)面の部分を広がる泡で、
6)細かい部分を細い泡で、
7)油とヌルツキを落とせるか確かめる。

 手順2  お弁当を作る
色付きヌルツキの油を多く生むお弁当として、今回はナポリタン弁当を作りました。

ナポリタン弁当

ケチャップで赤い色つき。オリーブオイルのほかヌルツキを増すための半固形油脂としてバター使用。実験には油分が必要なので今回は油を多めに用い、あと、なすを使い、お弁当箱に油がしみ出るナポリタンを作りました。

 手順3  汚れを付着させる
お弁当箱にはナポリタンの油が残っています。更に、フライパンに残った赤い油を、お弁当箱の溝や取っ手にもガッツリ塗布しました。

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水筒の飲み口部分とスープジャーの複雑構造部分にも赤い油を塗布しました。

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その他我が家で使うお弁当グッズとして、お弁当仕切りの直角パーツや、フルーツバスケットにも赤い油を塗布しました。

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ぎゃああ(涙) こりゃ大変なことになりましたよ(涙) 玉ねぎカスもついているし(涙) 正直、これをスポンジで洗い落とせって言われたらヘコむ(号泣)

でも大丈夫。今日はスポンジを使わない

しかも私はこのスプレー二刀流をマスターした (-ω☆) 目キラーン

洗剤

広がる泡のほうが難易度が高いのだけど、意識してやっていくと出来るようになりますし、使い分けができるのは非常に効果的です

 手順4  泡を吹きつける

洗剤

写真は上段左から順に、お弁当箱フタ、お弁当箱本体、お弁当箱横の取っ手。
下段左から順に、網の目バスケット、90°直角構造をもつ仕切り、スープジャーパッキンとねじ構造、水筒の飲み口。

ここに、「キュキュットCLEAR泡スプレー」(2018年改良版)を、赤い油汚れの右半分に吹き付けます。このとき、パーツの構造に応じて「面への広域噴射」と「点への狙い撃ち噴射」を使い分けます。

 手順5  洗浄効果確認
1分以上経過後、洗い流します。

いろいろな評価手法があると面白いので、1つ1つ結果を解説します。

1)お弁当箱フタ

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左上:水に沈めるだけで油がはがれてきた
右上:水から引き揚げるだけで油が落ちていた
下:流水5秒(※)でヌルツキが取れていた。

※食品衛生法及び厚生省(当時)告示に基づく商品の直接の容器の記載の通り、流水すすぎは最低5秒とします。

2)お弁当箱本体

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溝、側面、底面ともに流水で油及びヌルツキは落ちた。ただし、溝と側面と底面に同時に流水は与えられないため、お弁当箱全体で5秒のすすぎでは足りず、溝に追加のすすぎを行った。

3)お弁当箱横の取っ手

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複雑なデコボコも完璧に油が落ちた。しかしプラスチック部分の鋭角の微小な溝は、流水が当たりにくいが、追試ではこの部分の汚れも落ちた。

4)網の目バスケット

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感激! こんな複雑な形、手洗いだととても難しい。しかし、1%食塩水(※)に浸しただけで油は上に浮き、カスは下に落ちた。流水でキラキラと輝くバスケットになりました。ヌルツキも落ちていました。

※ただ水に浸けるだけだと、水に浸けたときに泡を吹き付けた右半分から洗剤成分が左半分にまわり油汚れを落とす可能性があるので、ここではGibbsの吸着等温式に基づき、表面張力を上げる=界面活性剤の能力を下げるために食塩を加えました。

5)90°直角構造をもつ仕切り

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上:泡を吹き付けて数分放置後。
下:水にそっと浸しただけで赤い油が消えた。流水後ヌルツキなし。

6)スープジャーパッキンとねじ構造

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流水と汚れ落ちの速度感を示したく、実際を再現するアニメーションにしました(・ω<)☆ ほんとこの洗剤はすごいね。だって汚れの右半分に泡を吹き付けて放置しただけだよ。それほど手軽なのにこれほど油落としの能力が高く、嬉しくなりました。

7)水筒の飲み口。

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これは比較検証試験としては期待外れですが、良い結果が得られています。右半分のみ泡を吹き付けたのに、泡が全周にまわっていったのか、流水で全部の油汚れとヌルツキが落ちてしまいました。

* * *

【結果】
今回、気温20℃、水温18℃の家庭環境において、キュキュットCLEAR泡スプレー(2018年改良版)の、お弁当箱及びその関連用品(主にプラスチック硬化面)における油汚れの洗浄効果を検証した。商品の特性の通り、面の部分には広がる泡を、細かい部分には細い泡を吹き付け、1分以上放置したのち水で洗い流した。その結果、目に見える油汚れならびにヌルツキは、スポンジ摩擦がなくとも全例で除去できた。

* * *

もう、言うことがありません。日頃お弁当を作る方には100%オススメできる商品だと確信しました。さらに今回の実験からは、今回の記事タイトルでもある、泡状洗剤の「面と点のダブル制覇」についても効果実証を得ることができました。

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でね、なぜ「面と点のダブル」に着目して実験を行ったかというと・・・。実はね、レシピブログの「キュキュットCLEAR泡スプレー」のモニターレポート(≫こちら)を見て、「せっかくいい洗剤を持っているのに、誰もスプレーを使い分けていないのかも?」という印象を感じたんですね。

で、「印象」を思い込みにしてはいけないと思い、全部見てみたんです。確認時点で全922件(他の食品レポートも含む)のうち当該泡状洗剤使用レポートは全150件、うち今回の投稿規定要件(お弁当箱、油汚れ)に該当しない43件は除外し、残りの107件のレポートは・・・、「広がる泡」と「細い泡」を使い分けているレポートは多分0件だった(驚)。

折角の花王のアピールポイントなのに、もったいないなあって。

「面には広く、点には細く」、これはとても自然なことですよね。適正量の泡でいい効果を得るためにも、この機能は使用者のみなさんに知ってもらいたいと思いました。企業側だって一般消費者への周知を望むはず。だから、今回は、この「面と点のダブル制覇」を使いこなして記事にしたいと思ったんです。この記事が、企業努力を表すエンハンサーないしインフルエンサーとしての一端を担うことができれば、やっぱり嬉しいから。

* * *

【最後に】
台所用洗剤は1950年代に食の衛生・安全を高める目的で誕生しました(※)。

※出典:H28講演演題「台所用洗剤の歴史と近年の製品特長について」(ライオン株式会社)

人類は何千年もお皿を洗ってきたはずなのに、台所用洗剤が台頭してまだそんな短い期間しか経っていないことを知ってゾッとした。今私たちの生活には、洗剤はなくてはならない存在になっているからだ。

でも、洗い物の困ったチャンはまだまだいる。
(TT)ごはん粒のカピカピした付着
(TT)牛脂のような硬度がある飽和脂肪酸組成脂質
(TT)炭化した焦げ
(TT)キャンプ調理器具につく煤(すす)
塩分や変性重合脂質(MDA、詳細割愛)との戦いもあるだろう。あとは厳冬期の低温も戦いだろうか。

私たちはいつも理想の洗剤を求めてる。
だから、企業にも、理想の洗剤を追い求めていてほしい。
大変だろうけど、いいものは、私は買うし、いいものは、みんなが買うから。

実はキュキュットCLEAR泡スプレー発売開始から丸3年が経過するが、花王はこの素晴らしい洗剤の先行独占販売をおそらくは特許等で守ってきたのに、今年は他社が超類似商品を猛勢販売している現状があります。

ところで薬剤師の私は、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の存在や利点は認めても、やはり応援したいのは先発医薬品を作る製薬会社です。だって初発の開発費には何百億円もかかるんだよ。個々の社員だって10年単位の人生を費やすんだよ。努力と想いを懸けて企業と社員が作った先発品こそ評価していたいし、その企業を応援していたい。

今回、先発開発者たる実力のある食器用洗剤を家庭内実験で存分に実感させていただきました。その主成分が新規アルキルグリコシドになったことにも深い感銘を受けました。

だから、私にとって、

スプレー式食器用洗剤の「頂点」は、やはり、花王。

「頂点」は、キュキュットCLEAR泡スプレーだと思っている。

だから、今回の記事タイトルは、汚れがよく落ちる、食器洗いの頂点に立つ泡状洗剤の「面と点のダブル制覇」としたのです。

今回の勉強や実験には、時間はかかったけれども、私は非常に有意義な時間を費やすことができ、満足しています。

花王とレシピブログには、このモニターレポートを書く機会を与えてくださり、ありがとうございました。

洗剤

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