韓国の餅煮の適切な日本語カタカナ表記は「トッポキ」にしようと思います。

韓国で人気の、お餅の甘辛煮、美味しいですよね。私はこれをトッポキと言います。

トッポキ

2009年に韓国の農林水産食品部が発表したのは「トッポッキ」表記だけれども、スープごはんを「クッパッ」としていて「ッ」の多用に執着しているようにも思えます。日本人側の発音しやすさや日本語の通常表記方法との差異も感じます。日本では「トッポギ」が広まっています。

さあ、この料理名をどうやってカタカナ表記しようかな。
まずは私自身が、韓国の言語や文字には素人ではあるものの、勉強に取り組むことにしました。

【先に結論を書いておきます】
「떡볶이」の日本語カタカナ表記はトッポキ(ないしトッポッキ)とする。トッポキをトッポッキより優先する理由は、そもそも日本語は1音1音をはっきり区切る言語であるため「ポ」のあとの「キ」には「끼」の要素が含まれていると解釈できることと、日本人の発音では「トッポッキ」がやや発音しにくいためである。また日本で長らく通用してきた「トッポギ」表記も従前を鑑み使用可能であるが、この場合はあくまで日本での通称であることが分かるように付記しておくとよい。なお韓国現地での発音聞き取りでは、通常の会話速度では「トッポキ」に聞こえ、ゆっくり発音してもらったときには「トッポッキ」に聞こえた。ただし「トッポギ」とこちらが発音したときそれはきちんと否定された。

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では、勉強した過程を書いておこうと思います。

1)ハングル文字での綴りは「떡볶이」です。

2)「떡볶이」を分解すると「ㄸ・ㅓ・ㄱ・ㅂ・ㅗ・ㄲ・ㅇ・ㅣ」となり、「ト・オ・(ク)・ブ・オ・(ック)・イ」のような音になります。「ㄱ」と「ㄲ」は「k」や「kk」であり母音を含まないので、これをとりあえずカッコ書きにして(ク)と(ック)と書いています。

3)「ㅂ」は語中にあるため通常プではなくブの音になるところ、前に「ㄱ」があるため「ㅃ」(pの音)になります(濃音化)

4)「ㄲ・ㅇ」はリエゾン(連音化)して入れ替わり、語末が「ㄲ・ㅣ」になります。

5)3と4により、発音は「ㄸ・ㅓ・ㄱ・・ㅗ・ㄲ・ㅣ」、これを組み立てたら「떡뽀끼」になります。

6)「떡뽀끼」はそのままカタカナ化すると「トッポッキ」ですが、「トッポッキ」は日本語話者にはやや言いにくい(さらっとトッポキになりやすい)ことと、日本語は1音1音をもともと区切るので「トッポキ」と発音しても「떡뽀끼」の音の許容範囲内と思われます。

7)ただしもし現地で「トッポギ」と発音すると「돋보기」(トッポギ)すなわち老眼鏡や拡大鏡の意味にとらえられてしまうため、「トッポギ」ともし書くことがあるならそれはあくまで従来の日本の通称であることを付記したほうがよいです。

【結論】
「떡볶이」の日本語カタカナ表記はトッポキ(ないしトッポッキ)とする。トッポキをトッポッキより優先する理由は、そもそも日本語は1音1音をはっきり区切る言語であるため「ポ」のあとの「キ」には「끼」の要素が含まれていると解釈できることと、日本人の発音では「トッポッキ」がやや発音しにくいためである。また日本で長らく通用してきた「トッポギ」表記も従前を鑑み使用可能であるが、この場合はあくまで日本での通称であることが分かるように付記しておくとよい。なお韓国現地での発音聞き取りでは、通常の会話速度では「トッポキ」に聞こえ、ゆっくり発音してもらったときには「トッポッキ」に聞こえた。ただし「トッポギ」とこちらが発音したときそれはきちんと否定された。

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トッポキ(ないしトッポッキ、日本ではトッポギの通称も根付いている)は、お餅の煮物ないし炒め煮のような料理です。韓国ではテイクアウト料理の定番ともなる、国民的軽食です。

トッポキ

家庭で作ると、冷蔵庫の中の野菜をちょこちょこと消費できて、しかも簡単に作れて美味しい。この甘辛い風味にはやみつきになります。是非作ってみてください。

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韓国で、あまり観光客が行かない町に行こうかなと思い、私はソサン市へ行ったことがあります。全州とソウルという日本人が多く訪れる街の合間に立ち寄った海辺の町は、本当に人が優しい。私を見て日本人と分かったときに喜んでくれたのも嬉しいし、屋台で出しているおつまみをちょこちょことご馳走してくれたのも嬉しかった。

こんな素朴な市場の一角で、

ソサン

ご馳走になりました♪ 대장(テジャン、大腸)、간(カン、レバー)、순대(スンデ、腸詰)、そしてトッポキです♪

ソサン

ということで、トッポキのレシピは、≫こちらです♪

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