マーシャルの首都マジュロで見た驚きの「サシミ」は、ミクロネシアの伝統食文化です。

太平洋の北半球側に「マーシャル」という国があります。位置を説明するのは難しいのだけど、フィリピンからずぅっと東に行って、日付変更線のあたりまで行ったところにある島国です。日本からはずいぶん遠い。日本から訪問する場合、日本からグアムGuamへ。ここで1泊して、翌日にグアム-チュークChuuk(ミクロネシア連邦、以下FSM)-ポンペイPhonpei(FSM)-クワジェリンKwajalein(マーシャル)と、飛行機の降機の度に待たされながら、長い時間をかけて、マーシャルの首都マジュロMajuroに向かいます。もう少し進むと、そこにはハワイがある。そういう位置関係です。

マーシャルで、首都マジュロに滞在中、素晴らしい「刺身」(Sashimi)に出会った!!! このページではその素晴らしい「サシミ」をレポします。

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ローカルフードを食べたい私が求めていたのは、観光客向けよりも、地元の人向けの食堂でした。マジュロではホームステイをすることができなかったので、マーシャルアイランズリゾートの近くの安宿に泊まっていた私は、栄えている方向とは逆の方向に歩こうと思いました。マジュロは主要道路がほぼ1本道なので、歩くことに不安はありません。そして、西へ向かって、どのくらい歩いたでしょう。NKBホテルという、ガイドブックに載っていない比較的安そうな宿と、その併設レストランを見つけました。

マジュロの刺身

「刺身」(Sashimi)は日本領だった時代に根付き、レストランでよく見かけるメニューの1つです。マグロの赤身をサクに切ることが多いかな。

しかし、この店で出てきたのは、皮を剥ぎ、内臓を取って切れ目を入れただけの一匹魚。これが「日本が持ち込んだ刺身」よりも前からあるミクロネシア人の伝統的な生魚の食べ方なのです。・・・そう、それは昔ツバルでホームステイをしたとき、電気も水道もない離島の出身のおばあちゃんが見せてくれた魚の食べ方と同じだったのです。

マジュロの刺身

しかしさすがマジュロ。ここではギザギザが鋭いステーキ用ナイフが登場しました。これで中骨の上に刃を当ててゴリゴリと動かしながら骨と身をはがしていきます。わさびと醤油が美味しい♪ 魚がとっても新鮮で美味しい~♪

マジュロの刺身

店内には、今日の「獲れ獲れ」のお魚リストがありました!! 刺身でいただいたのは、このうちマレMoleという魚です。

マジュロの刺身

しかし・・・

うわっ。
・・・内臓登場・・・しかも生だよ、生。・・・どうしよう、これ食べるのか、食べないのか。・・・そこで思ったこととしては、他の内臓は除去されているから、これは食べるものだという結論です。見たところ白子のようなので、意を決して生で食べました。味はすごく良く、美味しかった。後のことを心配しなければ本当に美味しい。

マジュロの刺身

なお、この後、別に訪問したミクロネシア連邦(FSM)のホームステイ先でも白子を生で食べさせてくれています。だから私は、内臓を生で食べることはミクロネシア人の伝統的な魚の食べ方であると確信することができました。

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マーシャルは英語圏ゆえ、英語を意識して会話をするときは皆さん「Sashimi」の通り「サシミ」と発音してくれますが、ローカル語ばりばりのとき、「Sashimi」はマーシャル語で「ジャジミ」や「チャチミ」のような発音になります。

観光客が来ないようなローカルなレストランでは、その日の獲れたて新鮮なお魚の、驚くべき「サシミ」を食べることができました。調理してくれたおばちゃん、本当にありがとう!!

マジュロの刺身

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