タイ料理のガパオ(カプラオ)を、超ローカロリー(7 kcal/100 g)のフローズンこんにゃくで作ってみました。ひき肉を全てこんにゃくに置換した、フローズンこんにゃくの「ダイエットガパオ」です。
美味しい!!!
「ローカロリーの神様到来!!」と心底感激しました。
こんにゃくを冷凍しておくと、解凍後は水分が抜けたことで独特な歯ごたえのある食感が生まれます。このフローズンこんにゃくは、刻めばより水分が取れるので、炒め物に適した食材になります。
ただ注意したほうがいいのは、いつもの炒め物はダメ! いつも食べなれている炒め物をフローズンこんにゃくで作っても、例えば食べ慣れたそぼろとか肉団子などにしようと思っても、お肉の元料理を食べ慣れてしまっているために異質な食感に違和感が強く、食べていても素直に楽しめません。
しかし日本人にとってガパオなら大丈夫。タイバジルを使う「食べ慣れていない新しい料理」だから、フローズンこんにゃくで作ってもその「新しい感」と共に「これはアリかも♡」って思えます。
ということで、ダイエット意識が高かったとある日に、フローズンこんにゃくを解凍して刻んで、唐辛子、にんにく、バジルなどと炒めて、タイ料理のガパオを作りました。
わあ♡、ローカロリーの神様到来!って、感激しました。しかも美味しい♪♪
この昼食の献立は、ダイエットガパオと、ごはんと目玉焼き。生トマトとゆでオクラ、水です。相変わらずトマトやゆでオクラには何も味をつけていません。
<フローズンこんにゃくで作るガパオの注意点>
ひき肉と違いこんにゃくは調味料を吸わないため、調味料を減らさないと味が濃すぎます。よって、ひき肉を使って作るガパオから、以下の分量に変更します。
オイスターソース:大1.5→大1(33%減)
ナンプラー:大1→小2(33%減)
<カロリー差異>
2人分レシピで、ひき肉の場合は150 gを使い330 kcal、こんにゃくの場合は200 gを使い15 kcalです。よってフローズンこんにゃく使用の「ダイエットガパオ」の場合1人あたり摂取エネルギーを約160 kcalも減らすことができます。
レシピは簡単です。

材料(2人分):
- こんにゃく(※1)
- 200 g
- にんにく
- 1かけ
- 赤唐辛子(※2)
- 1本
- サラダ油
- 小1
- オイスターソース
- 大1
- ナンプラー
- 小2
- タイバジルの葉(※3)
- お茶碗1杯
※1:こんにゃくは、冷凍したものを解凍して用います。
※2:赤唐辛子は生のものがよいですが、ない場合は砕き唐辛子か鷹の爪の輪切りで代用します。
※3:あればホーリーバジル。ホーラパーも良い。なければミントか日本のバジルを使用します。
作業工程:15 分(こんにゃくの冷凍と解凍の時間を除く)
- 解凍こんにゃくを粗みじん切りにする。このとき出てくる水分は自然に落とす。
- にんにくと赤唐辛子をすりばちとすりこぎで叩いてよく潰す。
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、にんにく赤唐辛子を入れて炒め、香りが出たらこんにゃくを入れて7割ほど火を通す。
- オイスターソースとナンプラーを加えて全体に均一に味をつけたら、タイバジルを入れ、軽く炒めて葉がしんなりしたら出来上がり。
- Enjoy!
ガパオですから目玉焼きとごはんが最強コンビネーション。栄養価バランスを考えると、白米&こんにゃくだけよりも卵が1つあれば健康的な栄養バランスに近づきます。そして、ざっと目玉焼き100 kcal、ごはん250 kcalとした場合、調理の油分を含めて、ダイエットガパオ定食のエネルギー量はざっと400 kcalです。一方、お肉のガパオ定食では560 kcalになります。
1食が、これだけ素敵で、400 kcalって、すごい!! だってガパオ部分だけで50 kcalもないんですもの。大勝利だと思います。
何よりも、食べた時にタイに行った味がするんです。味がちゃんとガパオなんです。だからこそ感激はひとしおです。
なぜタイ語発音がガパオでないのに日本語でガパオと書かれるのかについては、以下リンク先で解説しています。
なぜタイ料理のバジル炒め「กะเพรา」を日本ではガパオと言うのか