びっくり!!このきのこを見つけたときの驚き!!卵の殻をやぶって「蟹の爪の身」が飛び出てきたみたいです。だからこのキノコの名前も「カニノツメ」です。きのこに興味を持っていると、名の付け方が的を得ているものが多くて関心します。
これは可食きのこです。日本特有種とのことで、無毒だが食用にはしないものです。
梅の木、もみじ、竹、杉の木?(何かの針葉樹)が近くにあるところの、落ち葉の隙間に、晩秋の時期に生えていました。
泥がついている部分は胞子なのだとか。この部分が臭うので(例えれば畑の土の匂いのような動物っぽいにおいのような感じです)、ここだけはさみでスパっと切って、ゆがいて、可食というならどんなものか試してみようと思いました。
本物のカニだと、塩ゆでか、味をつけるとするならば、ポン酢や黄身酢やマヨネーズが美味しいですよね。
果たしてこの「カニノツメ」は如何に?(笑)
* * *
引っ張ると卵からすぽっとカニノツメが取れる。
泥っぽい黒い部分が臭いのもとらしいので、そこを切って捨てる。
カニノツメ・・・。もろい。オレンジ色のオブラートのオブジェみたい。持つところがパリパリと壊れてしまった。
泥っぽい部分が取れると、臭いは、ナンプラーとかカニそのものの匂いに近くなったかも。魚介の匂いっぽいのかしら? ゆでると臭いはなくなった。でも体積も超激減!笑。
見た目がカニで匂いがカニっぽくなったのなら、食べ方もカニだろうと決めつけ、「カニはマヨネーズとポン酢だよ」と、幼少よりおやつはカニだったという漁村出身大学恩師教授先生のお言葉を思い出し、おひたしにポン酢をかけてマヨネーズを乗せてカニノツメを乗せていただきました。
ほんのり彩り♪ ・・・以外の役目なしっ! 無味無臭、何も主張しないシャキシャキ。シャキシャキ感はちょっと好きになっちゃったなー。悪くないんだけどなー。でもカニの肉がシャキシャキするっていうのはこれまでの人生経験と矛盾がありますよ。
でもさ、彩りにカニ肉がちょんと乗ったおひたし♪って思うと、ちょっと得した気分になりませんか♪(→そして疲労感_| ̄|○i|||)
今度またこのキノコを見つけたらこのおひたしを作って誰かに食べてみてもらおうか。そして食べる人に「上に乗ってるのは何?」と聞かれたら、堂々と「カニノツメだよ」って答えるんだ♪ まさかこれが奇抜なキノコだとは思わないでしょうから、楽しく会話が盛り上がること(?)請け合いです(?)
・・・・・・・って、ここまで書いてどっと疲れた、_| ̄|○i||眩暈
<類似きのことの鑑別>
ちなみに、カニの色をした類似きのこには、
◆サンコタケ:3本~数本に分岐する。鶏の足みたい。
◆ツマミタケ:柱状に1本のびて先端部が短く数本に分岐。
◆キツネノタイマツ:分岐なし、柱状に1本伸びるのみ。
があります。
カニノツメは2本の分岐なので、違いはすぐに分かります。鑑別は簡単です。