私が大切にしているお茶があります。中国で買った磚茶(たんちゃ)です。
25年くらい前に中国で購入。「¥250」という値段は、当時の両替方法で手数料を含めて1元=16円くらい。だから250元は4000円です。「価格が高いー」と思ったけど、旅の思い出に良いお茶が欲しかったので買ってしまいました (^^)v
磚茶(たんちゃ)の「磚」はレンガや瓦(かわら)の意味で、このように平たい正方形に圧縮して製されたものは方茶(ほうちゃ)とも言います。糊や粘着剤などは使われず、茶葉のもつ粘性で固まっています。
ペンチで割って、当面使う分を使いやすいようにして、乾燥材を入れた小瓶に入れてから使います。
黒茶は少量の茶葉で非常に濃いお茶が何煎も出るので経済的。4000円、高くなかったかもな (^^)v
もう買ってから25年。パッケージに25年モノと書いてあるので50年モノの中国磚茶(たんちゃ)なのですね。しかしながらあまりにも大事に飲んでいるので、25年かけてこの量しか飲んでいません(笑)。
簡体字で書くと「普洱贡茶」なのに、ここでは繁体字というか伝統中国文字で「普洱貢茶」と書いてありますね。「まさか台湾で買ったものと混同しているのかな!?」とも一瞬思いましたが、「うわ、(値段が)たっかーい」と思って買ったので中国で間違いありません。¥250は台湾なら1000円しない価格なので。
「普洱」はプーアル茶のこと。中国最大のオンライン百科事典である百度(バイドゥ)の「普洱贡茶」のページ(≫こちらでは、貢物として献上したことが書かれており、これが「貢茶」(ごんちゃ)です。
献上品に最適なプーアル茶だけあり、このお茶は極めて素晴らしい味わいです。一生大切に飲んでいきたい味です。